上手な選び方

【徹底比較】現役通信技術者が選ぶWiMAXおすすめプロバイダーランキング【2024年11月】

【徹底比較】専門家が選ぶWiMAXおすすめプロバイダーランキング

おすすめWiMAX

サービス面が充実・契約期間の縛りなし、3年間の利用で端末代が実質無料
» Broad WiMAX

高額キャッシュバック・大手の安心感を第一に考えたい人におすすめ
» GMOとくとくBB WiMAX

WiMAXプロバイダーの本流!公式での安心感を得たい人におすすめ
» UQ WiMAX

口座振替での支払いや、SIMカードのみの契約ができる
» BIGLOBE WiMAX

いつまで使うか分からないので端末レンタルで気軽に使いたい人におすすめ
» 5G CONNECT

長期利用を考えている人におすすめ(3年使えば端末代を実質無料にできる)
» カシモWiMAX

WiMAXは通信品質が優れているうえに、データ容量は無制限で使用できるため、数ある無線インターネットの中で最もおすすめな回線です。

本記事では、現役の通信技術者が選ぶ、おすすめWiMAXプロバイダーランキングと、選び方のポイント等を解説しています。

トミー
トミー
実際に僕も、2009年から現在まで多くのWiMAXプロバイダーと端末を使用してきました。

無駄な契約で損をしたくない、すべての方に必見の内容となっています。

この記事で分かること

  • 現役通信技術者が選ぶおすすめのWiMAXプロバイダー
  • なぜモバイルデータ通信の中でもWiMAXが優れているのか?
  • WiMAXのメリット・デメリット
  • WiMAXの利用に向いている人・向かない人 など
トミー

この記事の著者:トミー(ネットワーク・移動体通信エンジニア)

通信業界20年目、現役の移動体通信技術者です。
これまでに3Gの周波数再編や4G LTEの立ち上げ、災害で使用できなくなったネットワークの復旧対応、東京オリンピック・パラリンピック競技会場のネットワーク構築計画推進、BWAのエリア構築などを行い、北海道から沖縄まで日本全国のモバイル通信を陰で支えてきました。現在は5Gのエリア構築に深く携わっています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士 » 著者プロフィール詳細

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・データ容量無制限でお試し可能
・初めての方も安心の簡単セットアップ
・ホームタイプのルーターもお試し可能

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令和4年7月1日改正の電気通信事業法について
2022年7月1日以降の通信回線契約において、月額料金1ヶ月分を超える違約金の請求はできなくなりました。
これにより、ほとんどのWiMAXプロバイダーが契約期間の縛りなしプランを新設、最低利用期間を設けている事業者でも大幅に違約金が減額されています。
2022年6月30日以前に契約をされた方は適用外となりますのでご注意ください。

目次(タップできます)
  1. プロが選ぶ!最新おすすめWiMAXプロバイダーランキング
  2. その他のWIMAXプロバイダーと取り扱い事業者(11社)
  3. 現行の5G対応WiMAX端末6機種をご紹介
  4. WiMAXを選ぶ際の重要確認ポイント
  5. そもそもWiMAXとは?
  6. WiMAXを使う事のメリットとは?
  7. ここに注意!WiMAXのデメリットとは?
  8. WiMAXの利用に向いている人と向かない人
  9. WiMAX+5Gとは?従来のWiMAX2+プランからの変更点
  10. WiMAXの通信速度を実際に各地で測定してみた
  11. WiMAXを契約前にお試しする方法とは?
  12. WiMAXに関するよくある質問と回答
  13. おすすめWiMAXプロバイダーまとめ

プロが選ぶ!最新おすすめWiMAXプロバイダーランキング

プロが選ぶ!最新おすすめWiMAXプロバイダーランキング

トミー
トミー
最初に、おすすめWiMAXプロバイダーランキングをご覧ください。

基本的には、この5社の中から選べば間違いないと考えています。

なお、これは僕の個人的な評価ですが、料金以外のサービス・サポート面などを加味し、総合的に判断した内容になっています。

ランキングの基準については、こちらのコンテンツポリシーのページをご確認ください。

公園でWiMAXルーターの速度を測定している様子

公園でWiMAXルーターの速度を測定している様子

おすすめWiMAXプロバイダー
料金端末代金キャッシュバック支払方法契約期間
1位

Broad WiMAX

» 詳細を見る

4,708円一括
分割(36回)
16,000円クレカ
口座振替
なし
2位

GMOとくとくBB WiMAX

» 詳細を見る

1,375円

4,807円
分割(36回)12,000円クレカなし
3位

» 詳細を見る

4,268円

4,950円
一括なしクレカなし
4位

BIGLOBE WiMAX

» 詳細を見る

3,267円

4,928円
分割(24・36回)
口座振替は一括のみ
なしクレカ
口座振替
なし
5位

5G CONNECT

» 詳細を見る

4,750円

5,250円
レンタル
分割(24回)
なしクレカなし
6位

カシモ WiMAX

» 詳細を見る

1,408円

4,818円
一括
分割(36回)
なしクレカなし

※表示価格は税込です。

編集部おすすめNo.1

1.Broad WiMAX

Broad WiMAX 公式サイト

画像出典:Broad WiMAX 公式サイト

\安価な月額料金 + 端末台実質無料/

Broad WiMAX 公式サイト

当ページからの申し込みで1,6000円キャッシュバック

このプロバイダーの特徴

Broad WiMAXは、周辺サービスが最も充実しているWiMAXプロバイダーです。

契約期間の縛りなし、端末代は36ヶ月の利用で実質無料にすることができます。

他社インターネット回線からの乗り換えの方は、最大40,000円までの違約金負担サポートを行っています。

メリット

  • WiMAXプロバイダーで最もサービスが充実
  • 3年利用で端末代が実質無料になる
  • 他社から乗り換えの場合、40,000円まで違約金を肩代わりしてくれる
  • 端末は即日発送で最短翌日から利用可能

デメリット・注意点

  • 口座振替を選択した場合、初期費用が発生するためクレジットカード払い推奨
  • 強制加入のオプションあり(不要であれば即時解約可能)
  • キャッシュバックの受け取りには申請が必要で、振り込みは約6ヶ月後
利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金4,708円(初月無料)
端末31,680円
一括:31,680円
分割:880円(36回)
キャッシュバック16,000円
支払方法クレカ・口座振替
契約期間
縛りなし
提供会社株式会社リンクライフ

参考【Broad WiMAXレビュー】みんなの評判・口コミは?実際に使って検証してみた! 

2.とくとくBB WiMAX

GMOとくとくBB公式サイト

画像出典:GMOとくとくBB公式サイト

\WiMAX史上最高額のキャッシュバック/

とくとくBB WiMAX 公式サイト

このプロバイダーの特徴

GMOとくとくBB WiMAXは、WiMAX史上最高額のキャッシュバックを実施しているWiMAXプロバイダーです。

オリコンの顧客満足度調査では、2年連続で1位を獲得しており、多くの利用者から高い支持を得ています。

キャッシュバックのお得感や高い顧客満足度もあり、WiMAXを検討するなら候補に入れたい1社です。

メリット

  • WiMAXプロバイダーとしては最高額のキャッシュバック
  • 大手インターネットサービスプロバイダーが運営するWiMAX
  • 端末は即日発送で最短翌日から利用可能
  • 公衆無線LAN接続サービス(Wi2 300)がワンストップで利用可能

デメリット・注意点

  • キャッシュバックの受け取りが12ヶ月後
  • キャッシュバックは自ら申請する必要がある(申込時に作成するメールアドレスに11ヶ月後に通知が届く)
  • 強制加入のオプションあり(不要であれば即時解約可能)
  • 他社回線の違約金を負担してもらう場合、申し込み後に電話連絡が必要(忘れるともらえない)
利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金1,375円(最大割引適用時)〜4,807円
端末分割購入
770円(税込)×36回 総額27,720円(税込)
36ケ月の利用で実質0円
解約時に残債がある場合は一括精算
キャッシュバック12,000円〜
最大54,000円
支払方法クレカ
契約期間
2年
(違約金なしのため実質縛りなし)
提供会社GMOインターネットグループ株式会社

参考GMOとくとくBB WiMAXの口コミ・評判は?メリット・デメリットも解説

3.UQ WiMAX

UQ WiMAX 公式サイト

画像出典:UQ WiMAX 公式サイト

\WiMAXプロバイダーの本流/

UQWiMAX 公式サイト

このプロバイダーの特徴

UQ WiMAXは、WiMAXの本流として長年にわたる実績と信頼を持つプロバイダーです。

信頼性の高いサービスと、NETFLIX等とのセットプランや幅広いニーズに応える多様なサービスが揃っています。

端末が安価に購入できる割引も提供されているため、お得で快適な通信環境を実現します。

メリット

  • 本家WiMAXプロバイダーの安心感と充実の周辺サービス
  • 機種変更時の手続きが簡単で長期利用におすすすめ
  • NETFLIXとのお得なセットプランあり
  • SIMカードのみの契約も可能

デメリット・注意点

  • キャンペーンは他プロバイダーに比べて控えめな内容
  • 端末の発送が申し込みから2~3日程度
利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金4,268円〜4,950円
端末6,732円
(UQ WiMAXおトク割)
キャッシュバックなし
支払方法クレカ・口座振替
契約期間
縛りなし
提供会社UQコミュニケーションズ株式会社

4.BIGLOBE WiMAX

BIGLOBE 公式サイト

画像出典:BIGLOBE 公式サイト

\口座振替で利用するなら最安値/

BIGLOBE WiMAX 公式サイト

クーポン利用で11,500円キャッシュバック!クーポンコード:SYL
割引キャンペーン:1~24ヶ月目の利用料金を1, 650円(税込)割引
期間:2024年12日2日まで

このプロバイダーの特徴

BIGLOBE WiMAXは、インターネットサービスプロバイダーとして四半世紀以上の歴史ある、ビッグローブが運営するWiMAXプロバイダーです。

KDDIグループ企業のため、5G対応のWiMAXルーター本体を既にお持ちの方は、SIMカードのみの契約も可能です。

口座振替で使えるWiMAXプロバイダーを探している方には、BIGLOBE WiMAXをおすすめします。

メリット

  • KDDIグループ企業で四半世紀の歴史あるプロバイダー
  • 口座振替でWiMAXを使うなら最安値
  • 初月の利用料金は0円
  • WiMAX+5Gの端末がある場合はSIMカードのみの契約もできる

デメリット・注意点

  • 端末・SIMの発送が即日ではない
  • 口座振替を選択した場合は、端末代金の支払いは1回払いのみ
  • クレジットカード払いを選択した場合は、端末の分割払いは24回か36回払い

こんな使い方もできる

回線契約を疑似的に休止することができます

端末セットで申し込んで一定期間使用しない場合、一旦解約します。(解約時に端末分割払いの残債がある場合は精算が必要です。)

再び必要になった場合は、SIMのみの申し込みをして利用を再開することができます。(再開時には、事務手数料3,300円がかかります。)

利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金3,278円〜4,928円
端末27,720円
分割:1,155円円(24回)
分割:770円(36回)
口座振替の場合は一括のみ
キャッシュバックなし
支払方法クレカ・口座振替
契約期間
縛りなし
提供会社ビッグローブ株式会社

参考BIGLOBE WiMAXの特徴を解説!評判やメリット・デメリットも知っておこう!

5.5G CONNECT

画像出典:5G CONNECT 公式サイト

\端末レンタルのプラン有り!/

5G CONNECT 公式サイト

法人契約の場合は最大20%の大口割引有り
5G CONNECT 法人専用窓口はこちら

このプロバイダーの特徴

現在、WiMAX+5Gの利用には申し込み時に端末を購入する事が一般的ですが、5G CONNECTでは端末をレンタルで利用できるというメリットがあります。(最新端末購入プランは端末購入が必要、その他のプランは端末レンタルとなります。)

また、最新端末購入プランには、30日お試しモニターが標準で付帯するため、気軽に試してみたいという方にもおすすめです。

最新端末購入プランは、3,4,9,12,15ヶ月目(5ヶ月分)の月額料金が0円になります。

メリット

  • 30日間お試し利用ができる(最新端末購入プラン)
  • 端末レンタルプランもあるため短期間の利用に適している
  • 端末は正午までの申し込みで即日発送
  • 3,4,9,12,15ヶ月目(5ヶ月分)の月額料金が0円

デメリット・注意点

  • 契約事務手数料が他社と比較すると高めの設定
  • 端末レンタルプランで利用する場合、機器の破損や添付品の紛失等は弁済の対象となる
  • 30日間お試し期間内に解約する場合は、30日以内に契約書に記載されている専用のフォームから解約申請と端末の返送(当日消印有効)が必要
  • 回線使用量が50GBを超過している場合は、30日間お試し期間内であっても月額料金、初期事務手数料、返却処理手数料が発生
利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金最新端末購入プラン:4,800円
レンタルプラン:4,750円
最新端末レンタルプラン:5,250円
端末最新端末購入プランの端末代金は27,720円(24分割)
※2年未満で解約の場合、解約時に1,155円(税込)×残月分を一括支払い
キャッシュバックなし
支払方法クレカ
契約期間
縛りなし
提供会社株式会社FREEDiVE

6.カシモ WiMAX

カシモ WiMAX 公式サイト

画像出典:カシモ WiMAX 公式サイト

\3年間利用で端末代が実質0円/

カシモ WiMAX 公式サイト

このプロバイダーの特徴

カシモ WiMAXは、東証プライム上場企業の株式会社マーケットエンタープライズの子会社が運営する安心のWiMAXサービスです。

端末分割払いを選択することで、毎月の支払いから端末代金を相殺できるため、3年使用すれば実質無料で端末を手に入れることができます。

さらに、キャッシュバックがない代わりに月額料金を抑えた価格設定となっているため、コスパ的に大きな魅力があります。

メリット

  • キャッシュバックがない代わりに安価な料金設定
  • 3年間使用すれば端末代が実質無料(分割払いのみ)
  • 強制加入のオプションなし
  • サポートセンターは土日も休まず営業

デメリット・注意点

  • 端末一括購入の場合は割引が適用されない
  • 支払い方法はクレジットカードのみ
  • キャッシュバック特典はない
利用回線UQ・au
通信規格WiMAX2+・5G・4G LTE
最大通信速度下り:4.2Gbps
上り:286Mbps
※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り
データ容量無制限
料金1,408円〜4,818円
端末27,720円
一括:27,720円
分割:770円(36回)
キャッシュバックなし
支払方法クレカ
契約期間
縛りなし
提供会社株式会社MEモバイル

参考カシモWiMAXレビュー!みんなの口コミ・評判とメリット・デメリットまとめ

その他のWIMAXプロバイダーと取り扱い事業者(11社)

その他のWIMAXプロバイダーと取り扱い事業者

その他のWIMAXプロバイダーと取り扱い事業者

トミー
トミー
その他のWiMAXプロバイダーとWiMAX取り扱い事業者をご紹介します。

WiMAXの公式MVNOの他に、独自にWiMAXを自社サービスに取り込んでいる会社もあります。

表が見切れてる場合は、横にスワイプできます。

WiMAX取り扱い事業者
料金端末代金キャッシュバック支払方法契約期間
au3,278円

5,170円
一括
分割(36回)
なしクレカ
口座振替
なし
Vision WiMAX2,398円

5,170円
一括
分割(2回)
10,000円クレカなし
2年
DTI WiMAX4,180円

4730円
一括2,1780円クレカなし
ZEUS WiMAX1,474円

4,818円
一括
分割(36回)
2,1780円クレカなし
3年
ASAHIネット WiMAX4,928円

4,818円
一括なしクレカなし
so-net
2023年8月に申込受付終了
3,300円

4,950円
一括なしクレカなし
EX WiMAX5,533円

6,611円
0円
(月額料金に込み)
なしクレカ2年
どんなときもWiFi4,880円一括
分割(36回)
なしクレカ2年
縛られないWiFi2,970円

4,840円
レンタル
購入
なしクレカなし
FreeMax+5G4,850円レンタルなしクレカ1ヶ月

※表示価格は税込です。

正規WiMAXプロバイダーとWiMAX取り扱い事業者の違い

WiMAXには、正規WiMAXプロバイダーと、WiMAXの回線を使って事業を営んでいる事業者の2パターンがあります。

どちらにもメリット・デメリットがありますが、同じWiMAXなの通信品質に差はありません。

一部例外がありますが、○○WiMAXという商品名にWiMAXの冠表示をしている会社は、正規WiMAXプロバイダーです。

UQコミュニケーションズは、WiMAXブランド保護のため、正規WiMAXプロバイダー提携時には、会社の財務状況や適正を厳しく審査しています。

具体的な審査の内容は、直近2期分の貸借対照表と、損益計算書の提出などが求めらています。

正規WiMAXプロバイダーは、UQコミュニケーションズのホームページで一部公開されています。

正規WiMAXプロバイダー
メリット・UQコミュニケーションズが審査をしているため運営会社の信頼性は高い
・au 、UQスマホ割が使える(オプションの通信モードを無料にできる)
デメリット・利用開始時に端末購入が必要
WiMAX取り扱い事業者
メリット・端末はレンタルでサービス提供している事が多いので、端末購入費用が不要(レンタル品は解約時に要返却)
・オプションの通信モード(プラスエリアモード)が最初から無料なケースが多い
デメリット・基本的にau ・UQスマホ割は使えない(一部例外あり)

現行の5G対応WiMAX端末6機種をご紹介

現行で流通している端末は、モバイルルーター3種類、ホームタイプ3種類の合計6機種です。

これ以外のルーターは旧タイプの端末で、5Gには非対応になります。

WiMAXの端末は長らく中国のHUAWEIが製造を担当していましたが、米国からの制裁の影響を受け、本モデルから海外メーカーの2機種はサムスンとZTEが製造しています。

個人的にはWiMAXと言えば、HUAWEIという思いがあったため残念な部分もありますが、サムスンやエリクソンなどの海外メーカーは、WiMAXの基地局設備にも使用されているため理にかなった抜擢だったと言えます。

トミー
トミー
個人的なおすすめは、モバイルタイプでは「Speed Wi-Fi 5G X12」、ホームタイプでは「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」です

最新機種の5G SA対応モデル

Speed Wi-Fi 5G X12Speed Wi-Fi HOME 5G L13
端末外観 Speed Wi-Fi 5G X12Speed Wi-Fi HOME 5G L13
製造元NECプラットフォームズZTE Corporation
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/4G/5GWiMAX2+/4G/5G
最大通信速度下り最大:3.9Gbps
上り最大:183Mbps
下り最大:4.2Gbps
上り最大:286Mbps
連続待受時間約420時間(初期設定時)
最大同時接続台数Wi−Fi:16台 / USB:1台有線LAN:2台
無線LAN:32台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/n/ac(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
バッテリー容量4,000mAh

国内メーカー2機種(SA非対応モデル)

Speed Wi-Fi 5G X11Speed Wi-Fi HOME 5G L12
端末外観Speed Wi-Fi 5G X11Speed Wi-Fi HOME 5G L12
製造元NECプラットフォームズNECプラットフォームズ
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/4G/5GWiMAX2+/4G/5G
最大通信速度下り最大:2.7Gbps
上り最大:183Mbps
下り最大:2.7Gbps
上り最大:183Mbps
連続待受時間約400時間(初期設定時)
最大同時接続台数Wi−Fi:16台 / USB:1台5GHz:20台
2.4GHz:20台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
バッテリー容量4,000mAh

海外メーカー2機種(SA非対応モデル)

Galaxy 5G Mobile Wi-FiSpeed Wi-Fi HOME 5G L11
端末外観Galaxy 5G Mobile Wi-FiSpeed Wi-Fi HOME 5G L11
製造元SamsungZTE Corporation
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/4G/5GWiMAX2+/4G/5G
最大通信速度下り最大:2.2Gbps
上り最大:183Mbps
下り最大:2.7Gbps
上り最大:183Mbps
連続待受時間約790時間(初期設定時)
最大同時接続台数Wi−Fi:10台 / USB:1台有線LAN:2台
無線LAN:30台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/n/ac(5GHz)
IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
バッテリー容量5,000mAh

WiMAXを選ぶ際の重要確認ポイント

WiMAXを選ぶ際の重要確認ポイント

数多くあるWiMAXプロバイダーは、全社的に全く同じネットワークを使用してサービス提供するため、どこのWiMAXプロバイダーを使っても通信品質に差はありません。

WiMAXプロバイダー各社は、通信品質で差を出す事ができないので、主に以下6つのポイントで差別化を図り優位性を争っています。

月額料金

同じWiMAXでも契約するプロバイダーによって月額料金が異なります。

月額料金が安くてもサービスが少なかい場合があったり、月額料金が高くてもキャッシュバックがあったり、プロバイダーによって様々なので端末代やキャッシュバックなども総合的に確認すると良いでしょう。

端末代金

現在はWiMAXの利用に端末購入は必須となっています。

以前までは端末無料配布の事業者がありましたが、電気通信事業法により、回線契約と端末代金を明確に分離する事が義務付けられたためです。

端末代金は一括購入か、毎月の月額料金に上乗せして24回か36回払い等で分割していく、2種類の方法があります。

端末分割払いの途中で解約する場合、残債を解約時に一括払いで精算します。

キャッシュバックや割引特典などの還元

キャッシュバックの有無や、キャッシュバックの金額はプロバイダーによって異なります。

各プロバイダーの傾向として、月額料金が安い場合はキャッシュバック無し、月額料金が高い場合はキャッシュバック有りという場合が多いです。

キャッシュバック
プロバイダー金額など
Broad WiMAX1,6000円(6ヶ月後)
他社ネット回線から乗り換えの場合、最大40,000円に増額
とくとくBB WiMAX12,000円(12ヶ月後)
他社ネット回線から乗り換えの場合、最大5,4000円に増額
Vision WiMAX10,000円

支払い方法(クレカ・口座振替)

クレジットカードでの支払いが一般的になっているため、口座振替対応のWiMAXプロバイダーは僅かです。

口座振替は手数料が発生するため、少しでも安く利用したい場合はクレジットカードの支払いをおすすめします。

口座振替対応WiMAXプロバイダー
プロバイダー手数料など
Broad WiMAX220円/月
口座振替を選択した場合20,743円掛かるのでクレカ払いがおすすめ
BIGLOBE WiMAX220円/月
UQ WiMAX220円/月

契約縛り期間

契約期間満了前の解約者には数千円〜数万円の違約金が課されていましたが、2022年7月に電気通信事業法の改正があり、月額料金(1ヶ月分)を超えた違約金請求をできないルールになりました。

これに伴い、ほとんどのWiMAXプロバイダーは契約縛り期間を撤廃しました。

つまり、いつ解約しても違約金はゼロ円、契約期間の縛り有りプランでも月額料金(1ヶ月分)未満の違約金を納めるだけで済むようになりました。

一部のプロバイダーで縛り有りプランを提供していますが、縛り期間有りプランの方が月額料金が安価に設定されています。

長期間利用する予定の方は、縛り期間有りのプランを選択する方がコスパ良く使用できます。

2年縛りプランがあるWiMAXプロバイダー
プロバイダー月額料金
Vision WiMAX■縛りなしプラン
2,794円〜5,170円
2年プラン
2,398円〜5,049円

参考総務省ホームページ(電気通信事業法における消費者保護ルール

サポート体制・独自のサービスなど

サポート体制や、運営プロバイダーが独自に提供しているサービスを注意深く確認する事も必要です。

例えば、他社インターネットサービスからの乗り換えで発生した違約金を負担してくれたり、解約時に不要になった端末を下取りしてくれるユニークなサービスを提供しているプロバイダーもあります。

期間限定でお得なキャンペーンが実施されている事もあるので、各プロバイダーのホームページを申し込み前に一度チェックしてみる事をおすすめします。

そもそもWiMAXとは?

そもそもWiMAXとは?

トミー
トミー
WiMAXはサービスの名称にもなっていますが、本来は通信規格の名称で、Worldwide Interoperability for Microwave Access (X)(Access = AXS)の略称です。

データ通信に特化したモバイルブロードバンド通信としてスタート

5G対応のWiMAXモバイルルーター

5G対応のWiMAXモバイルルーター

WiMAXは、2009年からUQコミュニケーションズがモバイルブロードバンド通信としてサービスをスタートしています。

元々は、WiMAX(IEEE802.16e)のみの提供でしたが、2013年から、より通信速度の速い後継通信規格である、WiMAX2+(WiMAX R2.1)との並行運用をスタートさせました。

現在は、初期型のWiMAX(IEEE802.16e)はサービス終了し、WiMAX2+と、WiMAX2+を※NR化したWiMAX3(WiMAX R3.0)の2つが運用されています。

また、2021年4月から新プランの「WiMAX+5G」が登場し、auの電波も利用するサービス提供型に大きくシフトチェンジを行いました。

5Gに対応した事によって、光回線の代替手段としてWiMAXを選択するユーザーが増え、モバイルインターネット市場の環境変化が起き始めています。

WiMAX2.GHz帯の使用歴

WiMAX2.GHz帯の使用歴

※NR化=4Gで使用していた電波の周波数を5G用に転用する事です。New Radioの頭文字を取ってNR化と言います。

WiMAXプロバイダー全社で同じ端末を使用する

WiMAXルーター

5G対応のWiMAXモバイルルーター

WiMAXプロバイダーは全社で全く同じ端末を使用します。

過去にauブランドのみ限定の端末をリリースしていた事がありますが、現在は全社的に同じ端末を使用しています。

端末はほぼ毎年、新機種がリリースされ通信速度やスペックなどは新しい機種になる程向上しています。

なるべく最新の端末を選ぶ事が、高速で快適通信を手に入れるポイントです。

どこのプロバイダーで契約しても使えるエリアは同じ

どこのプロバイダーで契約しても使えるエリアは同じ

どこのプロバイダーで契約しても使えるエリアは同じ

現在はUQ WiMAXの他に、沢山のプロバイダーがWiMAXを取り扱っています。

MVNO各社は、MNOであるUQコミュニケーションズと再販・OEM契約をし、自社ブランドとしてユーザーにサービスを提供しています。

どこのプロバイダーで契約しても、中身は同じであるため、使えるエリアや通信品質は変わりません。

サービス提供エリアは、以下のマップで確認できますので、必ず確認するようにしましょう。

WiMAXのサービス提供エリアマップ

※MVNOとはMobile Virtual Network Operatorの略で、大手移動体通信事業者(MNO)から通信インフラの一部を借用して運用している通信事業者のことです。

※OEMとはOriginal Equipment Manufacturingの略で、相手先のブランド名で製造する製品の事を言います。

現行のプランでは3日間制限が撤廃されている

5Gプランの3日間制限は2021年に撤廃

5Gプランの3日間制限は2021年に撤廃

WiMAXを昔からご存知の方は、3日間のデータ使用量が累計で10GBか15GBを超過すると、速度制限にかかるイメージがある方も多いと思います。

現行のWiMAX+5Gプランでは、この3日間制限は撤廃されていて、基本的には速度制限なしで利用可能です。

ただし、一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有ります。

スマホセット割引を使うと良い事が沢山

WiMAX+5Gと、auスマホかUQモバイルスマホをセットで使うと、スマホの料金が割引になります。

また、通常はオプションの、プラスエリアモード利用料(1,100円)が無料になり、ホームルータープランでは月間データ容量が15GBから30GBに拡大されます。

※スタンドアローンの5Gに対応したプランでは、最初からプラスエリアモードの容量は30GB/月使用できます。

スマホのキャリア割引内容
auauスマートバリュー
auスマホとセットで最大1,100円/月 割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
UQモバイル自宅セット割
UQモバイル指定プラン+5Gのセットで最大1,100円/月 割引

WiMAX3(n41)の台頭でモバイルデータ通信の覇権を握る

2022年12月から、WiMAX2+で使用している40〜50MHzの帯域幅のうち、30MHz分を5G用に転用(NR化)し、いわゆるWiMAX3(n41)に使用する切り替えがスタートしています。

WiMAX2+のNR化イメージ

WiMAX2+のNR化イメージ

UQコミュニケーションズは全国に6万局以上の基地局があり、これらの基地局がNR化されていく事によって、WiMAX基地局単体として高速化が促進します。

さらに、併用しているauの電波も一部の4G周波数を5G用に転用しているので、WiMAXとauで相互補完された、最強のRAN(無線エリアネットワーク)となります。

参考5G対応のWiMAX3を徹底解説!サービス開始時期や通信速度はどうなる?

WiMAXを使う事のメリットとは?

WiMAXを使う事のメリットとは?

日本の伝統的な通信会社の傘下企業が運営

日本の伝統的な通信会社の傘下企業が運営

UQコミュニケーションズの親会社であるKDDIは、元国営の国際電信電話会社がベースの企業です。(日本電信電話公社から国際通信の部門として分離)

現在のNTT(旧・日本電信電話公社)が国内通信を担当、KDD(国際電信電話会社)が国際通信を担当し、2大巨頭として日本の通信を支えてきました。

近年、KDDIはUQ mobileをサブブランド化するなど、会社間の境界線が徐々に無くなりつつあります。

日本の伝統的な通信会社がインフラの構築・保守に深く関わっているので、優位性は高く、通信品質が確かなものである事は間違いありません。

  • NTT:国営の日本電信電話公社がベースの企業
  • KDDI:前身のKDDは元国営の国際電信電話会社がベースの企業

データ容量は無制限で使用できる

一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有りますが、基本的にデータ容量は無制限で使えます。

トミー
トミー
私は仕事と自宅で毎日使用していますが、特に制限にかかったと感じる事はなく、快適に使用できています。

一般的な利用の範囲内では制限にかかる事はないと思われます。

ルーターはホームタイプもある

WiMAXで取り扱いのルーターは、持ち運び可能なモバイルタイプの他に、宅内据え置き型のホームタイプもあります。

ホームタイプはバッテリーを内蔵していないため、基本的には外に持ち運んで使用する事は難しく、ご自宅で固定回線の代替手段として利用される方が多いです。

PCやスマホなどのデバイス数が、モバイルタイプよりも多く接続できる事が特徴です。

WiMAX X11

モバイルタイプ

WiMAX L12

ホームタイプ

ルーターの種類による違い
種類モバイルタイプホームタイプ
通信の安定性
持ち運び
電源バッテリー内蔵コンセントからの
電源供給が必要
最大接続機器数10〜16台程度が上限最大40台

おすすめ最強のホームルーター(置くだけWiFi)はコレ!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング

データ通信に強い周波数帯域を使用

WiMAXは、モバイル通信で使用する電波の周波数の中でも等にデータ通信に特化した、比較的高周波数である2.5GHz帯の周波数を使用しています。

この2.5GHz帯は、日本ではバンド41というチャネルで、Y!mobile(ソフトバンクモバイル)と、UQコミュニケーションズの2社が総務省から免許を与えられています。

これまでは、両社共に30MHzの帯域幅(データの通り道)を与えられていましたが、2013年10月にUQコミュニケーションズが20MHz分追加で帯域を付与され、合計50MHz分の帯域幅を獲得しました。

これに伴い、WiMAX2+の展開がスタートし、地域BWAと呼ばれる自治体が提供する無線ブロードバンド通信としても幅広く利用されるようになりました。

トミー
トミー
電波の帯域幅(データの通り道)が広いという事は、高速大容量の通信ができるという事になります。

auの電波も併用しているため高速で使えるエリアが広い

auの電波も併用しているため使えるエリアが広い

これまでもオプションの通信モードでauの電波は使用できましたが、あくまでもオプションの扱いであったため、auの電波を利用するためにはオプション料金の課金が必要でした。

2021年にWiMAX+5Gという新プランが登場してからは、標準でau 5G・4G LTEの電波も使用できるようになったため、使えるエリアや通信速度が飛躍的に向上しています。

WiMAXの基地局が近くにない場合でも、auの基地局が近くにあれば利用できますし、auの基地局が近くにない場合でも、WiMAXの基地局が近くにあれば利用できます。

トミー
トミー
私は普段から、どちらの電波を掴む事が多いのかを観察しています。

WiMAXよりもauの基地局数の方が多いためか、普段はどちらかと言うとauの電波を掴む事が多いように感じます。

2種類の通信モードが利用可能

WiMAXは2種類の通信モードが利用できます。

スタンダードモードは標準の通信モードで、WiMAX2+・au 4G・5Gの回線を使用します。

プラスエリアモードは、オプションの通信モードで、スタンダードモードの回線にプラスしてauのプラチナバンド(700MHz・800MHz)が使用できるようになります。

プラチナバンドの周波数は、障害物を迂回して進む性質を持っているため、ビルの陰や木の陰など、入り組んだ場所にも比較的電波が届きやすくなり使用できるエリアが広がります。

月に30GBまで利用可能で、1,100円のオプション料金が発生します。

2種類の通信モードが利用可能

2種類の通信モードが利用可能

通信モード使用する回線
スタンダードモードWiMAX・au 4G・5G
データ容量:無制限
プラスエリアモード
(オプション)
WiMAX・au 4G・5G
auプラチナバンド含む
データ容量:30GB / 月

ここに注意!WiMAXのデメリットとは?

ここに注意!WiMAXのデメリットとは?

海外では使えない

WiMAXは海外で使用する事ができません。

技術的には可能なため、将来的に国際ローミングを提供する可能性はゼロではないと思います。

今後に期待して待ちましょう。

使いすぎると制限にかかる場合がある

前述の通り、WiMAXの現行プランはデータ容量無制限で使用できますが、一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有ります。

なお、制限後の速度や、制限にかかるデータ量のしきい値など詳細は非公開となっています。

WiMAXに限らず、スマホやモバイルWiFiなどの移動体通信では、電波を使用するため近傍にいる多くのユーザーが共通の電波帯域を使用します。

一部のユーザーが過度な通信を行うと、帯域を圧迫し他のユーザーの通信に影響が出てしまいます。

公平性を保ちネットワークの輻輳(ふくそう)を起こさないためにも、このような制限を必ず設ける必要があります。

オプションの通信モードを利用するには課金が必要

データ容量に関係なく、オプションの通信モード(プラスエリアモード)を使用した月は1,100円の課金が発生します。

プラスエリアモード

  • 料金:1,100円(利用月のみ課金)
  • データ容量:30GB分 / 月

利用に特別な申し込みは必要なく、端末側のモード切り替え操作で利用できるようになります。

誤操作で意図せずに使用してまわないように注意が必要です。

通信モードの切り替えは端末側で行う

通信モードの切り替えは端末側で行う

なお、auスマホとのセット割引(auスマートバリュー)、UQモバイルのスマホセット割(自宅セット割 インターネットコース)を適用させると、オプション利用料(1,100円)が無料になり、ホームルータープランでは月間データ容量が15GBから30GBに拡大されます。

※スタンドアローンの5Gに対応したプランでは、最初からプラスエリアモードの容量は30GB/月使用できます。

auで障害が起きた場合に影響を受ける可能性がある

WiMAXはauの電波も使用するので、auで障害が起きた場合にauの回線が使えなくなるという直接的な影響を受けます。

その他にも、WiMAXはWiMAX2+の登場以降、auとコアネットワークの一部を共有しています。

これにより、auとWiMAXの異なるキャリアでCA※をする事ができる等、恩恵が大きい反面、デメリットもあります。

それは、KDDIのコアネットワークに障害が起きた場合、通信が全くできなくなる可能性があるという点です。

当然、障害が起きないように、設備のメンテナンスや定期点検が法令で定められいたり、24時間365日厳しい監視体制を取っていますが、このようなリスクがある事を認識しておく必要があります。

これは、KDDIグループだけではなく、ソフトバンク・Y!mobileでも同じことが言えます。

※CA=(Carrier Aggregation)キャリア・アグリゲーションは、複数の異なる電波の周波数を束ねる事によって、通常よりも高速な通信を行う技術の事を言います。一般的には、異なる通信キャリア同士の電波を使用する事はありません。

WiMAXの利用に向いている人と向かない人

WiMAXの利用に向いている人と向かない人

トミー
トミー
WiMAXがダメなら他ではもっと厳しい、と言えるくらいWiMAXは通信品質が高くおすすめのモバイルインターネット回線ですが、全ての人におすすめという訳ではありません。

WiMAXの利用が特におすすめな方と、おすすめできない方をいくつか挙げてみましたので、是非参考にしてみてください。

WiMAXはこんな人におすすめ!

こんな人におすすめ

  • 繋がりやすく高速なモバイルWiFiを探している
  • データ容量は無制限で動画などを楽しみたい
  • au・UQモバイルのスマホを使っている
  • 光回線が引けない住宅に住んでいるので光回線の代替手段として使いたい
トミー
トミー
カフェで仕事をしたり、外出先で動画を観たり、利用場所を問わずに無制限の高速インターネット環境を用意したい方に、WiMAXは最もおすすめです。

こんな人にWiMAXはおすすめしない!

おすすめできない人

  • 通信速度は速くなくていいので、料金をなるべく安く抑えたい
  • データ容量はあまり使わないので無制限の必要がない
  • 海外旅行や海外出張に頻繁に出かけるため、海外でも使えるモバイルWiFiを探している
  • APEXなどのFPSゲームをラグなく楽しみたい
トミー
トミー
WiMAXのようなモバイルデータ通信は、光回線と比較すると安定性の面では劣ります。

FPSゲームなどを遅延なく楽しみたい方には、基本的には不向きです。

高速光回線10G(ギガ)の光回線ならコレがおすすめ!特徴と選び方の注意点をプロが解説

WiMAX+5Gとは?従来のWiMAX2+プランからの変更点

WiMAX+5Gとは?従来のWiMAX2+プランからの変更点

トミー
トミー
WiMAX+5Gでは料金体系も刷新されていますが、大きく以下の4つが変更になっています。

従来のWiMAX2+のプランと比較して何が変わったのかを解説します。

参考WiMAX+5Gプランを分かりやすく解説!4Gプランとの比較や注意点もチェック

旧プランとの違い

  1. 従来のネットワークに加えauの4G・5Gが利用可能
  2. 3日間で一定容量を使用した場合の通信制限が撤廃
  3. オプションモードの容量上限が15GB・30GB/月に増量
  4. オプションモードで容量を使い切っても、標準モード側が128Kbpsに制限される事がなくなった

従来のネットワークに加えauの4G・5Gが利用可能

標準モードの比較

標準モードの比較

従来のネットワークに加えて、au 4G・5Gが利用できるようになっています。

5G非対応エリアでは、引き続き4Gの回線を使用する事になります。

WiMAX2+プラン
(旧プラン)
ハイスピードモード
WiMAX2+回線を使用
ハイスピードプラスエリアモード
au4Gの回線を使用
WiMAX+5Gプラン
(新プラン)
スタンダードモード
WiMAX2+・au 4G・5Gの回線を使用
プラスエリアモード
WiMAX2+・au 4G・5Gの回線を使用(auプラチナバンド含む)

速度制限のルールが緩和

これまでは、直近3日間の通信量合計が10GBで、翌日に1Mbpsの速度制限がありましたが、WiMAX+5Gプランでは、直近3日間の通信容量制限は撤廃されました。

現在は「一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有ります」という表現に変更されています。

どの程度のデータ通信量で制限の対象になるのか、速度制限後の通信速度については明らかにされていません。

WiMAX2+プラン
(旧プラン)
直近3日間の通信量合計が10GBを超えた日の翌日
(18時頃~翌2時頃)に概ね1Mbpsの制限
WiMAX+5Gプラン
(新プラン)
一定期間内に大量のデータ通信をすると、
ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り

オプションモードの上限が15GB・30GB/月に増量

オプションモードの比較

オプションモードの比較

オプションモードのデータ容量上限が、5G用に合わせて従来の月間7GBから15GBに増量されました。

標準モードオプションモード
4Gプラン
(従来のプラン)
ハイスピードモード
容量:無制限
※オプションモードで7GB超過後は、128kbpsの通信速度制限
ハイスピードプラスエリアモード
容量:7GB / 月
超過後は128kbpsの通信速度に制限
WiMAX+5Gプラン
(新プラン)
スタンダードモード
容量:無制限
※オプションモードで15GB超過後も速度制限なし
プラスエリアモード
容量:15GB / 月
超過後は128kbpsの通信速度に制限
WiMAX+5Gプラン
(SA対応プラン)
※2023年6月登場
スタンダードモード
容量:無制限
※オプションモードで30GB超過後も速度制限なし
プラスエリアモード
容量:30GB / 月
超過後は128kbpsの通信速度に制限

また、従来の4Gプランでは、オプション側で上限の7GB消費後は、WiMAX側(ハイスピードモード)でも、128Kbpsに制限が掛かっていました。

新しいWiMAX+5Gプランでは、オプションモード側で上限の15GBを消費しても、標準モード側(スタンダードモード)で、128kbpsの通信制限を受ける事がなくなりました。

WiMAX+5Gプラン

WiMAX+5Gプラン

さらに、2023年6月から登場したスタンドアローンの5Gに対応したプランでは、プラスエリアモードの容量が30GB/月に増量されました。

トミー
トミー
僕も普段WiMAXを愛用していますが、この変更は本当に嬉しいです。

WiMAXの通信速度を実際に各地で測定してみた

WiMAXの通信速度を実際に各地で測定してみた

現行のWiMAXプランでは、WiMAX単体電波(B41・n41)の他にauの電波も併用しています。

これは繋がりやすさや、通信速度の面においてメリットが大きく、WiMAXがダメなら他ではもっと厳しいと言える程素晴らしい通信品質を提供しています。

トミー
トミー
編集部では様々な場所で通信品質の測定と評価を行ない、場合によっては通信事業者各社への報告を行っております。

測定場所のリクエスト等ございましたら、記事下のコメント欄よりお知らせください。

通信速度実測値の目安
100Mbps以上とても速い
5Gのサービス提供エリア内で5G対応端末を使用した場合の実行速度
50〜100Mbps速い
ほとんどのネット利用は快適にできる
10〜50Mbps普通
一般的なネット利用ではあまり気にならいレベル
4K動画が視聴可能(20〜25Mbps以下では止まる事がある)
1〜10Mbpsやや低速
人によってはストレスを感じ始めるレベル
5Mbps以上で1080pの動画が視聴可能
1Mbps未満低速
テキストベースのサイト閲覧やLINEなどの利用は可能
0.7Mbps以上で360pの動画が視聴可能
384Kbps未満超低速
ネット利用はほぼできない
一般的な通信速度制限の通信速度は128Kbps
一部では384kbpsに設定されている場合もある

都心部での利用は十分過ぎる通信速度

東京都庁付近

東京都庁付近

SPEEDTEST

SPEEDTEST

都心部ではWiMAXだけではなく、auの基地局数も多く、さらに帯域幅の広い高周波数の電波帯域を中心に構成されています。

都心部では何の問題もない通信速度を実現しています。

地下鉄駅構内や乗車中も安定している

地下鉄 大江戸線構内

地下鉄 大江戸線構内

SPEEDTEST

SPEEDTEST

WiMAXは従来から地下鉄駅対策を進めていましたので、元々、駅ホームでは安定して利用することができました。

これまでは駅間の通信品質が若干ネックになっていましたが、auの電波を使用することで走行中も安定して通信する事ができています。

ディズニーなどの混雑した場所でも問題なし

東京ディズニーリゾート

東京ディズニーリゾート

SPEEDTEST

SPEEDTEST

ディズニーなどの屋外で人が集中するスポットは、土日祝日などでも問題もなく快適に利用できています。

世界遺産などの観光スポットでも快適に使える

忍野八海(世界文化遺産)

忍野八海(世界文化遺産)

SPEEDTEST

SPEEDTEST

人が集まる観光スポットなどでは、必然的にトラフィックが増加するため電波対策がされている事が多いです。

特にWiMAXはauの電波も併用しているため、一般的なモバイルWi-Fiよりも使える電波の周波数が多く快適に利用できます。

WiMAXを契約前にお試しする方法とは?

WiMAXを契約前にお試しする方法とは?

事前に感触を掴むために、WiMAXをお試しする方法は大きく2つあります。

WiMAXをお試しする方法

  • Try WiMAX(15日間)を利用する
  • 有料の短期レンタルサービスを利用する
トミー
トミー
また、8日以内であれば契約キャンセルができる、初期契約解除制度を利用する前提の申込みは、おすすめしません。

その理由と注意点を解説します。

Try WiMAXで15日間無料でお試し可能

UQ WiMAXでは、契約前の端末無料お試しサービス(Try WiMAX)を実施しています。

期間は15日となっていますが、配送の往復期間も15日に含まれるため、使用できる期間は実質10日程度です。

実際にTry WiMAXを使用してみたレポートは、以下の記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。

参考無料お試し期間があるおすすめモバイルWi-Fiと利用時の注意点

有料の短期レンタルサービスを利用する

WiMAX端末を有料レンタルする場合、WiFiレンタル業界の最大手のWiFiレンタルどっとこむがおすすめです。

最新機種の取り扱いが無い場合がありますが、1日単位でレンタルする事ができ、端末の在庫も潤沢です。

レンタル中の機器破損などを補償する端末補償オプションも、1日44円で付帯する事ができます。

参考おすすめのモバイルWi-Fiレンタル事業者と期間・用途別の上手な選び方

初期契約解除制度利用時の重要な注意点

初期契約解除制度とは簡単に言うと、クーリングオフと似たような制度で、契約書を受け取ってから8日以内であれば違約金なしで契約解除ができるという制度です。

電気通信事業法で定められた、通信契約における消費者保護のためのルールです。

「サービス提供エリアや、契約内容を十分に確認したうえで契約をしたけど、電波状況が不十分で使い物にならない」というような人を救済するための措置です。

8日間の無料お試し期間という意味ではありませんので十分ご注意ください。

初期契約解除制度の注意点

  • 購入した端末は基本的に対象外なので返品できない場合がある
  • 契約事務手数料の3,300円は戻ってこない
トミー
トミー
初期契約解除制度は、回線契約部分のみに適用される制度です。

現在は、通信会社の厚意で購入した端末分も返品・返金をしている会社が多いですが、本来は、端末は購入した物なので返金対象外です。

総務省ホームページより抜粋

初期契約解除制度とは、通信サービスの契約を結んで、契約書を受け取ってから8日以内であれば、一方的に契約を解約できるということを定めた制度です。

この際、例えば2年以内の解約に違約金が設定されていたとしても、この契約自体がなかったことになるので、違約金の支払いは不要となるなど、契約初期での解約のハードルは非常に低くなっています。

ただし、携帯電話端末の購入はキャンセルできない場合が多いなどの注意点があります。

総務省 携帯電話ポータルサイト「初期契約解除制度とは?」より

WiMAXに関するよくある質問と回答

WiMAXに関するよくある質問と回答

トミー
トミー
WiMAXに関する、良くある質問と回答をご紹介します。

この他にご不明な点がある場合は、記事下のコメント欄からお気軽にコメントをお寄せください。

WiMAXでおすすめのルーターは?

個人的には、操作性やバッテリーの持ち、同時接続機器数の観点などから、モバイルタイプでは「Speed Wi-Fi 5G X12」、ホームタイプでは「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」がおすすめです。

現行の5G対応ルーターでは、通信速度の実測値も大きな差は無いように感じます。

WiMAXプロバイダーによって通信品質は異なりますか?

WiMAXの通信品質は、どこのプロバイダーで契約しても同じです。

使用できるエリアや通信速度は、WiMAXプロバイダーではなく、使用する端末のスペックによって大きく左右されます。

端末は新しい機種になる程スペックが高く、最大通信速度は速くなる傾向があるので、なるべく最新の端末を選ぶようにすると良いでしょう。

ただし、WiMAXに限らずモバイル通信全般の特性として、基地局周辺のユーザーで帯域をシェアして使うため、公表されている最大通信速度が出る事はありません。

トミー
トミー
通信速度の実測値としては、公表されている最大通信速度の1/5程度が最大と考えると良いでしょう。

通信速度はお使いのブラウザでも簡単に測定する事ができます。

WiMAXではプロバイダー契約が不要?

WiMAXをはじめとするモバイル回線の場合は、回線を提供する会社がインターネットへの接続も行うため、回線契約とは別にプロバイダー契約をする必要はありません。

各WiMAX提供事業者(プロバイダー)との回線の契約のみで利用可能です。

プロバイダーとは、正式にはインターネット・サービス・プロバイダーと言い、回線をインターネットに接続するための事業者の事を言います。

例えば光回線の場合では、物理的な光ファイバー(回線)を提供する会社と、インターネットに接続してくれる会社(プロバイダー)が別々になっているため、基本的には、それぞれの会社との利用契約が必要です。

WiMAXホームルーターは光回線の代替手段になる?

ご利用場所が5Gのサービス提供エリア内であれば、一部の光回線(VDSLなど)よりも高速な通信速度でご利用頂ける場合があります。

ただし、光回線と違い電波を使って通信するため、電波状況により通信が不安定になる事や、回線混雑の影響を受けやすい点に注意が必要です。

通信速度比較
回線種別最大通信速度(理論値)
光回線1G〜10Gbps
WiMAX4.2Gbps
光回線(VDSL)100Mbps
ADSL50Mbps

おすすめ最強のホームルーター(置くだけWiFi)はコレ!現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング

WiMAXとポケットWi-Fiどっちがいい?

WiMAXと、ソフトバンク(Y!mobile)のポケットWi-Fiは、どちらも2.5GHzのバンド41という周波数帯域をメインで使用しています。

どちらにもメリット・デメリットがあり、使用できるエリアは、通信基地局の設置場所が異なるため各社でそれぞれ異なります。

そして、データの通り道である電波の帯域幅が、ソフトバンク(Y!mobile)のポケットWi-Fiは30MHzで、WiMAXが50MHzとWiMAXの方が20MHz分広くなっています。

そのため、バンド41単体の通信速度としてはWiMAXの方が有利です。

おすすめWiMAXプロバイダーまとめ

まとめ

トミー
トミー
最後にWiMAXの特徴を簡単にまとめます。

おすすめプロバイダーランキングに戻る場合は、以下のリンクからどうぞ。

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WiMAXの特徴まとめ

  • データ通信に特化したモバイルブロードバンド通信
  • データ容量は無制限で使用できる
  • auの電波も併用しているため使えるエリアが広い
  • どこのプロバイダーで契約しても使えるエリアは同じ
  • ルーターはホームタイプもある
  • 使いすぎると制限にかかる場合がある

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トミー

通信業界20年目。現役バリバリの移動体通信エンジニア・Webライターです。 モバイル通信や光回線、IPネットワークの他に、海外の通信事情などにも詳しいです。 当サイトの記事を全て執筆、作図や動画編集も担当しています。 このサイトでは、最高のインターネット環境に出会うための、お手伝いをしたいと思っています。
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