この機種のポイント
- 製造メーカーはZTE Corporation
- WiMAXホームルーターとしては初の5G SAに対応
- 下り最大4.2Gbps、上り最大286Mbpsの高速通信
- Wi-Fi通信規格はWi-Fi6(IEEE.11ax)に対応
- Wi-Fiの同時接続機器台数は無線32台、有線2台
同時発売のモバイルタイプルーターは以下記事からどうぞ
Speed Wi-Fi 5G X12のスペック解説!下り最大3.9Gbpsの5G SA対応!X11との違いは?
おすすめ【徹底比較】専門家が選ぶWiMAXおすすめプロバイダーランキング
下り最大4.2Gbps!Speed Wi-Fi HOME 5G L13はWiMAXホームルーターとしては初の5G SA対応モデル
Speed Wi-Fi HOME 5G L13(ZTR02)のスペック | |
製造元 | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 無線接続:32台 有線接続:2台 |
重量 | 約635g |
サイズ | 約100(横幅)×207(高さ)×100(奥行き)mm |
有線LANポート | 2ポート 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX:1ポート 1000BASE-T/100BASE-TX:1ポート |
電源 | ACアダプタのみ(バッテリー非対応) |
HOME 5G L13のメリット
- au4G・5G・WiMAX、3種類のネットワークが利用可能
- WiMAXホームルーターとしては初のSA方式の5Gに対応
- WiFi6(IEEE.11ax)に対応
- Wi-Fiの同時接続機器台数は無線32台、有線2台
- 有線LANポートは2ポート(1ポートは2.5GBASE-Tに対応)
- 専用のアプリで通信量の確認ができる
- NR化周波数にも対応している
au 4G・5G・WiMAX、3種類のネットワークが利用可能
Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、au 4GLTE・au 5G・WiMAX、3つのネットワークが利用可能です。
元々データ通信に強いWiMAXですが、auの回線も併用することで、エリアのカバレッジが広がり、高速な通信が可能になります。
WiMAXホームルーターとしては初のSA方式の5Gに対応
5Gの方式には、SA(スタンドアローン方式)と、NSA(ノンスタンドアローン方式)2種類の方式があります。
SA方式の5Gは、5Gとして独立したネットワーク構成で接続されるため、5Gの性能を最大限に発揮した、高速・低遅延・多数同時接続の通信が可能です。
参考5GのSA・NSAとは?違いとネットワークスライシングを分かりやすく解説!
Wi-Fi通信規格はWi-Fi6(IEEE.11ax)に対応
Wi-Fiの通信規格は、Wi-Fi6(IEEE.11ax)に対応しています。
HOME 5G L13本体と、スマホやPC間の無線接続時の最大通信速度は約2.4Gbpsです。
無線利用時の最大接続機器数は無線32台、有線2台
インターネットに同時接続できるデバイスの数は、WiFi接続32台、有線LAN接続2台です。
HOME 5G L13は、PCやスマートフォンなどの一般的なデバイスだけでなく、IoTデバイスなどの接続機器が多い方におすすめです。
有線LANポートは2.5GBASE-T(最大2.5Gbps)に対応
PCやテレビなどを有線LANケーブル(イーサネットケーブル)を使用して接続することができます。
HOME 5G L13には、背面に2つの有線LANポートがあり、通信の安定性を確保したい場合には、LANケーブルを使用して有線接続することをおすすめします。
有線LAN接続時の通信速度は、2.5GBASE-Tに対応したポートを使用することで最大2.5Gbpsの速度で利用する事ができます。
専用のアプリで通信量の確認ができる
「ZTELink JP」という専用のスマホアプリを使用すると、通信量の確認や通信モードの変更など、より詳細な操作が可能です。
NR化周波数にも対応している
現在auとWiMAXでは、4Gで使用していた電波を5Gに転用する変更を順次進めています。(New Radioの頭文字を取ってNR化と言います)
HOME 5G L13は、このNR化された5G用電波にも対応しているため、高速で快適な通信が可能です。
3.7GHz/4.0GHz/4.5GHz/28GHzが5G用として新たに付与された周波数ですが、この4つの周波数以外は4G用の電波を5G用に転用したものです。
参考5G対応のWiMAX3を徹底解説!サービス開始時期や通信速度はどうなる?
Speed Wi-Fi HOME 5G L13のデメリットと注意点
HOME 5G L13のデメリット
- ミリ波(mmW)には非対応
- OFDMAには非対応
- LAN側の最大実行速度は2.5Gbps
- オプションの通信モード利用には課金が必要
ミリ波(mmW)には非対応
5Gの電波にはミリ波(mmW)・Sub6(サブシックス)・4Gの電波を5Gに転用したNRの3つがあります。
5G電波の中で最も通信速度が速いのがミリ波ですが、本機種はSub6とNRのみに対応しています。
5G電波の種類 | |
ミリ波 (mmW) |
5G電波の中で最も通信速度が速い |
Sub6 (サブシックス) |
6GHzより低い帯域の周波数 ミリ波ほど通信速度は速くない |
NR | 4Gの電波を5Gに転用した物 通信速度は4Gより少し速い程度 |
OFDMAには非対応
Wi-Fi6はでは、OFDMの機能強化版のOFDMAが使えるようになっていますが、本機種はOFDMA非対応です。
OFDMA方式の通信では、Wi-Fi電波の帯域を従来(OFDM)よりも効率的に分割する事ができるため、同時接続台数が増えてもトラフィックの順番待ちが発生しないような仕様の通信方式です。
LAN側の最大通信速度は2.5Gbps
本機種の、最大通信速度(理論値は)下り4.2Gbpsですが、これはWAN側の最大通信速度です。
無線接続時(Wi-Fi接続)の最大通信速度は2.4Gbps、有線接続時の最大通信速度は2.5Gbpsです。
また、PCやスマホなどの接続機器側もWiFi6やに対応している必要や、2.5GBASE-Tのイーサポートがある事が前提となります。
オプションの通信モード利用には課金が必要
MiMAXでは、通信可能なエリアを広げるためのオプション通信モードである「プラスエリアモード」を利用することができます。
ただし、プラスエリアモードの利用には、1,100円/月のオプション料金が必要です。(使用した月だけ課金)
auのスマートバリューのスマホ割またはUQ mobileの自宅セット割(インターネットコース)に加入すると、このオプション料金が無料になります。
- プラスエリアモード
- 料金:1,100円(利用月のみ課金)
- データ容量:30GB分 / 月
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の実機レビュー・各部詳細
本体はスリムでコンパクトなため置き場所を選ばない
旧モデルのL11もZTEが製造していましたが、L11もスリムな筐体でとても良いです。
MODE UPDATEインジケーターは、緑点灯でスタンダードモード利用中、オレンジ点灯でプラスエリアモード利用中のステータスです。
SIMカードが今回のモデルから変更になっている
- 旧:au Nano IC Card 04 LE U
- 新:au Nano IC Card 05 U
5G SAに対応しているため、SIMは「au Nano IC Card 05 U」に変更になっています。
SIMカードのサイズはどちらも同じです。
5G SAスイッチの設定には専用アプリが必要
5Gスタンドアローンのオン・オフは専用アプリ「ZTELink JP」のみで操作可能です。
設定 → モバイルネットワーク → 5G スタンドアローン
通信速度測定結果(東京都板橋区)
測定メモ
測定場所:東京都板橋区 鉄筋コンクリートマンション
機種:Speed Wi-Fi HOME 5G L13
測定日:2023年6月4日(日)
測定時間:21:22〜21:29
天候:晴れ
測定アプリ:SPEEDTEST
スタンダードモード | |||
測定回数 | 下り (Mbps) |
上り (Mbps) |
Ping (ms) |
1回目 | 42.2 | 10.2 | 25 |
2回目 | 47.5 | 10.9 | 32 |
3回目 | 53.7 | 10.7 | 25 |
4回目 | 65.1 | 10.1 | 30 |
5回目 | 49.5 | 11.1 | 24 |
平均値 | 51.6 | 10.6 | 27 |
プラスエリアモード | |||
測定回数 | 下り (Mbps) |
上り (Mbps) |
Ping (ms) |
1回目 | 59.3 | 10.4 | 33 |
2回目 | 48.4 | 11.7 | 23 |
3回目 | 52.6 | 12.3 | 20 |
4回目 | 45.3 | 11.0 | 22 |
5回目 | 52.1 | 10.9 | 25 |
平均値 | 51.5 | 11.3 | 25 |
旧モデルからの変更点と他社ブランドとの比較
型式番号が一つ若番のHOME 5G L12は、NECプラットフォームズ社製モデルです。
比較対象
- WiMAX+5G(HOME L11)ZTE社製旧モデル
- WiMAX+5G(HOME L12)NECプラットフォームズ社製
- docomo home 5G(HR02)
- SoftBank Air(Airターミナル5)
- Rakuten Turbo 5G
旧モデル(Speed Wi-Fi HOME 5G L11)からの変更点
また、有線LAN使用時の最大通信速度が、2.5GBASE-Tに対応したことにより、これまでの1Gbpsから(1000BASE使用時)→2.5Gbpsにアップしました。
主な変更点
- 最大通信速度が下り1.5Gbps、上り103Mbpsアップ
- 有線LANポートが2.5GBASE-Tに対応
- WiFi接続時の最大同時接続機器数が2台増えた
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
製造元 | ZTE Corporation | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+ / au 4G・5G | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り最大:2.7Gbps 上り最大:183Mbps |
下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 無線接続:30台 有線接続:2台 |
無線接続:32台 有線接続:2台 |
有線LANポート | 2ポート 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート |
参考【Speed Wi-Fi HOME 5G L11】5G対応WiMAXホームルーターのスペック解説!
WiMAX+5G(HOME 5G L12)との比較
主な違い
- L13の方が最大通信速度が下り1.5Gbps分、上り103Mbps分速い
- L13の方が有線LAN接続時の最大通信速度が1.5Gbps分ん速い
- L13の方が同時接続台数は8台少ない
機種名 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
製造元 | NECプラットフォームズ | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+ / au 4G・5G | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り最大:2.7Gbps 上り最大:183Mbps |
下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 無線接続:40台 有線接続:2台 |
無線接続:32台 有線接続:2台 |
有線LANポート | 2ポート 1000BASE-T 100BASE-TX |
2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート |
参考【Speed Wi-Fi HOME 5G L12】実機レビュー&スペック解説!L12との違いは?
docomo home 5G(HR02)との比較
主な違い
- L13の方が上りの最大通信速度が68bps分速い(下りの通信速度は同じ)
- L13の方が同時接続台数は32台少ない
機種名 | home 5G HR02 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
製造元 | SHARP | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | docomo 4G・5G | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り:4.2Gbps 上り:218Mbps |
下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 無線接続:64台 有線接続:2台 |
無線接続:32台 有線接続:2台 |
有線LANポート | 2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX |
2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート |
参考【docomo home 5Gレビュー】光回線超え?メリット・デメリットをプロが解説
SoftBank Air(Airターミナル 5)との比較
主な違い
- L13の方が最大通信速度が下り2.1Gbps分速い
- L13の方が有線LAN接続時の最大通信速度が1.5Gbps分速い
- L13の方が同時接続台数は94台少ない
機種名 | Airターミナル 5 | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
製造元 | OPPO | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | AXGP・SoftBank 4G・5G | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り最大:2.1Gbps 上り最大:非公開 |
下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 128台 | 無線接続:32台 有線接続:2台 |
有線LANポート | 2ポート 1000BASE-T 100BASE-TX |
2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート |
参考【SoftBank Airレビュー】評判から使い方まで利用開始前の必須知識を全て解説!
Rakuten Turbo 5Gとの比較
主な違い
- L13の方が最大通信速度が下り2.1Gbps分、上り68Mbps分速い
- L13の方が有線LAN接続時の最大通信速度が1.5Gbps分速い
- L13の方が同時接続台数は94台少ない
機種名 | Rakuten Turbo 5G | Speed Wi-Fi HOME 5G L13 |
製造元 | Sercomm Corporation | ZTE Corporation |
対応通信規格(WAN) | Rakuten 4G・5G | WiMAX2+ / au 4G・5G |
最大通信速度 | 下り最大:2.1Gbps 上り最大:218Mbps |
下り最大:4.2Gbps 上り最大:286Mbps |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz) |
最大同時接続台数 | 128台 | 無線接続:32台 有線接続:2台 |
有線LANポート | 2ポート 1000BASE-T 100BASE-T 10BASE-T |
2ポート 2.5GBASE-T 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート 1000BASE-T 100BASE-TX ×1ポート |
参考【Rakuten Turbo 5G】楽天のホームルーター実機レビュー!メリット・デメリットを詳しく解説
【FAQ】Speed Wi-Fi HOME 5G L13のよくある質問と回答
Speed Wi-Fi HOME 5G L13のよくある質問と回答です。
この他のご不明な点は、記事下コメント欄からご質問頂ければ、コメントに返信する形でご回答させて頂きます。
5Gのスタンドアローンとはどのような機能ですか?
エンドユーザーとして最も恩恵を受けるのが通信の低遅延化です。
従来の5Gでは、アンカーバンドとして設定された、4G周波数と必ずペアで使用する必要がありましたが、スタンドアローン方式の5Gでは、5Gとして独立したネットワーク構成でトラフィックを処理します。
そのため、4G基地局との連携が必要なくなり、反応の速さ(レイテンシ・PING値)に強くなります。
利用には5G SAのサービス提供エリア内で通信する必要があります。
プラスエリアモードで利用できるデータ容量は?
5G SAに対応した料金プランの場合、30GB/月です。
auスマホ割(auスマートバリュー)、UQモバイル 自宅セット割(インターネットコース)に加入でプラスエリアモードのオプション利用料は無料になります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13はSIMフリーですか?
端末はSIMフリーです。
他社のSIMカードでも端末側にAPN設定を行えば使用できますが、サポート外となるので基本的には非推奨です。
端末(Speed Wi-Fi HOME 5G L13)が使用できるバンドと、使用する通信会社で使えるバンドの照合が必要です。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の本体価格はいくらですか?
27,720円(税込)です。
契約するWiMAXプロバイダーによって若干変動がある場合がありますが、基本的には27,720円(税込)を、一括か2年・3年等の期間で分割で支払います。
詳しくはWiMAXプロバイダー各社の公式サイトをご確認ください。
サービス提供エリアははどこで調べられますか?
WiMAXのサービス提供エリアは、以下のエリアマップで確認することができます。
各WiMAXプロバイダーの公式サイトからも確認できるようになっています。
5G SAを使うと通信速度は速くなりますか?
現時点では、5G SAを使用したからといって直接的な通信速度アップは見込めません。
5G SAでユーザー側が得られる効果として最も大きいのが通信の低遅延化です。
これまでのモバイル通信環境では不利とされていたFPS等のオンラインゲームで、ラグい状態を少なくすることが期待できます。
なぜ速度は速くならないの?
※少し専門的な話になるので興味のある方だけご覧ください
通信速度を決定する一番の要因は、データの通り道(帯域)の広さです。(※もちろん混雑などの影響により使用できる帯域は増減します)
5G SAを使用したからといって、根本的なデータの通り道が広くなるわけではないので、劇的な通信速度のアップは見込めないという事になります。
海外通信事業者の事例では5G SAの運用で、4G周波数とのCAが無くなり逆に通信速度が低下したとのデータもあります。
通信速度に直接影響
- 電波の帯域
- バックホールの伝送速度
これまではバーチャルLANの技術を用いてバンド単位で仮想的にネットワークを分割し、トラフィックをコントロールする事が一般的でした。
5G SAで使用可能なネットワークスライシングの技術により、アプリケーション単位のE2E(エンドツーエンド)でネットワークを動的に分割する事が可能になるので、副次的効果としてスループットが向上することは考えられます。
今よりも高速な通信速度を実現するためには、電波の帯域幅を増やす(ミリ波の本格活用や、電波の帯域を束ねるCAを使用する)と、基地局とコアネットワークを結ぶバックホールの伝送速度を増やす等の2箇所の変更が必要になります。
Speed Wi-Fi HOME 5G L13の特徴まとめ
結論、Speed Wi-Fi HOME 5G L13は、おすすめできるホームルーターです。
特徴まとめ
- 製造メーカーはZTE Corporation
- WiMAXホームルーターとしては初のSA方式の5Gに対応
- 5G対応で下り最大4.2Gbpsの高速通信
- 最新Wi-Fi通信規格のWi-Fi6(11ax)に対応
- Wi-Fiの同時接続機器台数は無線32台、有線2台
デメリット・注意点
- ミリ波(mmW)には非対応
- OFDMAには非対応
- LAN側の最大実行速度は2.5Gbps
- オプションの通信モード利用には課金が必要
-
【徹底比較】現役通信技術者が選ぶWiMAXおすすめプロバイダーランキング【2024年10月】
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