Wi−Fiルーター

【新機種】WiMAX Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)のスペック解説!下り最大3.5Gbpsで充電ドック付属

【新機種】WiMAX Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)のスペック解説!下り最大3.5Gbpsで充電ドック付属

トミー
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この記事では、WiMAX端末としては初参入のメーカー「CPSpeed社」製のWiMAXルーター、Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)のスペックを詳しく解説しています。

是非参考にしてみてください。

この機種の特徴

  • 最大通信速度は下り3.5Gbps
  • 5,400mAhの大容量バッテリーで約9時間繋がる
  • 充電ドックが標準装備のため別で購入する必要なし
  • 最大49台の端末を同時接続可能(Wi-Fi48台・有線1台)
  • 約2.4インチのタッチパネル搭載で操作が簡単
  • 専用のスマホアプリで接続先などの詳細設定コントロールが可能
  • チップにQualcomm社のSnapdragon(スナップドラゴン)採用

旧モデル(X12)との違い

1世代前のWiMAXルーター(NECプラットフォームズ社製)Speed Wi-Fi 5G X12と比較すると、上りの最大通信速度が103Mbps分強化されていますが、下り速度が0.4Gbps低くなっています。

また、タッチパネル式に対応し、バッテリー容量が1,400mAh増量、Wi-Fiの最大同時接続台数も32台分増えています。

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トミー

この記事の著者:トミー(ネットワーク・移動体通信エンジニア)

通信業界20年目、現役の移動体通信技術者です。
これまでに3Gの周波数再編や4G LTEの立ち上げ、災害で使用できなくなったネットワークの復旧対応、東京オリンピック・パラリンピック競技会場、EXPO 2025 大阪・関西万博のネットワーク構築計画推進、BWAのエリア構築などを行い、北海道から沖縄まで日本全国のモバイル通信を陰で支えてきました。現在は5Gのエリア構築に深く携わっています。総務省認定:第一級陸上特殊無線技士(関東総合通信局 免許番号:ABXJ01740) » 著者プロフィール詳細

下り最大3.5Gbps!Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)は充電ドック付属のWiMAXモバイルルーター

下り最大3.5Gbps!Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)は充電ドック付属のWiMAXモバイルルーター

画像出典:UQ WiMAX 公式サイト

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(型番:CPS 01)は、Wi-Fiの安定性と利便性を大きく高めたWiMAXルーターの新機種です。

これまでNECプラットフォームズ社が製造を担当していたWiMAXルーターですが、本モデルはCPSpeed株式会社が初めて製造を手がけたルーターという点でも注目を集めています。

充電用の専用ドックが標準付属しており、本体を置くだけで簡単に充電が可能です。

トミー
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外でも自宅でも、手軽に高速Wi-Fiが使えるモバイルルーターです。

ユーザーマニュアルはこちらからで確認できます。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
(CPS 01)
製造元CPSpeed株式会社
カラーブラック
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/WiMAX2+NR/4G/5G(Sub6)
最大通信速度下り最大:3.5Gbps
上り最大:286Mbps
連続通信時間約540分(初期設定時)
連続待受時間約880時間(初期設定時)
最大同時接続台数Wi−Fi:48台
有線:1台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
USBインターフェースUSB 3.1
バッテリー容量5,400mAh
サイズ約140(横幅)× 72(高さ)× 15.4(奥行き)mm
重量約198g
SIMカードスロットau Nano IC Card 05 U×1
クレードル付属

5,400mAhの大容量バッテリーで約9時間繋がる

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は、5,400mAhの大容量バッテリーを搭載しており、約9時間の連続通信が可能です。

バッテリーの減りを気にせずに長時間使えるため、出張や旅行、外出先での利用にも最適です。

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参考情報ですが、iPhone 15 Pro Maxのバッテリー容量は4,422mAh です。

充電ドックが標準装備のため別で購入する必要なし

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の最大の特徴のひとつが、専用の充電ドックが最初から付属していることです。

従来機種では別売りだったドックが標準装備となっており、本体をそのまま置くだけで簡単に充電と安定設置が可能です。

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充電しながら据え置き型のようにも利用でき、自宅でのWi-Fi環境も快適になります。

最大49台の端末を同時接続可能(Wi-Fi48台・有線1台)

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は最大49台の端末を同時に接続可能です。

Wi-Fi接続は最大48台、有線LANは1台まで対応しており、簡易的なホームルーターとしての利用や複数人が利用する環境でも活躍できます。

約2.4インチのタッチパネル搭載で操作が簡単

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01には約2.4インチのタッチパネルが搭載されており、操作も非常にスムーズです。

わかりやすいユーザーインターフェース設計で、誰でも直感的に設定や接続確認ができます。

トミー
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機械類に不安がある方でも簡単に使えるのが嬉しいポイントです。

専用のスマホアプリで接続先などの詳細設定コントロールが可能

本製品は、専用のスマートフォンアプリ(Speed Wi-Fi DOCK 5G Tool)と連携することで、Wi-Fi接続先の切り替えや端末設定、データ通信量の確認など、細かなコントロールが可能になります。

スマホから簡単に操作できるので、管理がラクになり、トラブル時の対応もスムーズに対処できます。

チップにQualcomm社のSnapdragon(スナップドラゴン)採用

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は、内部チップにSnapdragon(スナップドラゴン)を採用しています。

Snapdragonは、アメリカの半導体メーカー Qualcomm(クアルコム)が提供しているモバイル端末向けチップのブランドです。

世界的に評価が高く、サムスンのGalaxy やXiaomiのスマホなどに利用されていることで知られています。

端末製造元のCPSpeed株式会社は2017年創業の端末メーカー

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01の製造元であるCPSpeed株式会社は、2017年に設立された新進気鋭の通信端末メーカーです。

これまでにMVNO向けの端末OEM開発等を行なってきましたが、今回、WiMAXルーター分野に初参入し、これまでNECプラットフォームズが担っていた製造を引き継ぐ形で登場しました。

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これにより、今後のWiMAX製品にも新たな進化が期待されます。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)のデメリットや注意点は?

デメリットと注意点

  • 5GmmW(ミリ波)には非対応
  • カラーバリエーションはブラックのみ
  • 充電に使用するUSBケーブルとLANケーブルは別売り
  • 上り速度が強化されている代わりに下り速度がX12よりも低速

5GmmW(ミリ波)には非対応

本機は5G対応ではあるものの、ミリ波(5GmmW)には対応していません。

高速通信の恩恵は受けられますが、都市部などで使われる超高速のミリ波通信が必要な場合はご注意ください。

カラーバリエーションはブラックのみ

カラーバリエーションはブラックのみの一色展開となっています。

個性的なデザインやカラーを求めるユーザーには少し物足りないかもしれません。

充電に使用するUSBケーブルとLANケーブルは別売り

充電用のUSBケーブルと、充電ドックを有線接続して使用する場合のLANケーブル(Ethernetケーブル)は別売りとなります。

トミー
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通常のUSB タイプCが使えますが、付属していない点にご注意ください。

上り速度が強化されている代わりに下り速度がX12よりも控えめ

「Speed Wi-Fi 5G X12」と比較すると、下り速度は最大3.5Gbpsとやや控えめです。(X12は最大3.9Gbps)

その代わり、上り速度が強化されており、動画投稿やビデオ会議など、アップロードを多用するユーザーにとってはメリットとなるでしょう。

旧モデルSpeed Wi-Fi 5G X12やX11とのスペック比較

トミー
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WiMAX+5G対応の他モデルとのスペックを比較してみました。

比較機種

  • Speed Wi-Fi 5G X12(NECプラットフォームズ社製)
  • Speed Wi-Fi 5G X11(NECプラットフォームズ社製)

旧モデルSpeed Wi-Fi 5G X12との比較

トミー
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X12は下り速度と軽量さが魅力で、一人で利用する場合や外出時の高速通信向きですが、バッテリー持ちがややネックでした。

一方DOCK 5G 01は、バッテリー容量が大幅に増え、上り速度の向上やドック付属、最大48台同時接続といった特長があり、多用途に対応できるバランス型ルーターです。

主な違い

  • クレードル(充電ドック)が標準付属(X12は別売り)
  • 下り最大速度が3.7Mbps → 3.5Mbpsにダウン
  • 上り最大速度が183Mbps → 286Mbpsに向上
  • 最大接続台数がWi-Fi16台 → Wi-Fi48台+有線1台に拡張
  • バッテリー容量が4,000mAh → 5,400mAhに増加
  • 待受時間が約420時間 → 約880時間に大幅アップ
  • カラー展開がブラックのみ(X12はシャドーブラック/アイスホワイト)
  • 本体重量が約174g → 約198gに増加

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

モデル名Speed Wi-Fi 5G X12Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
カラーシャドーブラック/アイスホワイトブラック
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/4G/5G(Sub6)WiMAX2+/4G/5G(Sub6)
最大通信速度下り最大:3.9Gbps
上り最大:183Mbps
下り最大:3.5Gbps
上り最大:286Mbps
バッテリー使用時間
(初期設定時)
連続通信時間:約540分
連続待受時間:約420時間
約540分
約880時間
最大同時接続台数Wi−Fi:16台 / USB:1台Wi−Fi:48台
有線:1台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
USBインターフェースType CType C
バッテリー容量4,000mAh5,400mAh
サイズ約136(W)× 68(H)× 14.8(D)mm約140(横幅)× 72(高さ)× 15.4(奥行き)mm
重量約174g約198g
SIMカードスロットau Nano IC Card 05 U×1au Nano IC Card 05 U×1
クレードル別売り付属

旧モデルSpeed Wi-Fi 5G X11との比較

トミー
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Speed Wi-Fi DOCK 5G 01は、X11と比べて通信速度・接続台数・バッテリー性能のすべてが大幅に向上しています。

待受時間も約2倍に伸びており、家庭用としてもモバイル利用としても、ワンランク上の使い勝手を提供するモデルです。

主な違い

  • クレードル(充電ドック)が標準付属(X11は別売り)
  • 最大通信速度(下り)が2.7Gbps → 3.5Gbpsにアップ
  • 上り最大速度が183Mbps → 286Mbpsに向上
  • 最大接続台数がWi-Fi16台 → Wi-Fi48台+有線1台に拡張
  • バッテリー容量が4,000mAh → 5,400mAhに増加
  • 待受時間が約400時間 → 約880時間にアップ
  • カラー展開がブラックのみ(X11はチタニウムグレー/スノーホワイト)
  • SIMカードの種類が異なる(X11はNano IC Card 04、CPS 01はNano IC Card 05)

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01

モデル名Speed Wi-Fi 5G X11Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
カラーチタニウムグレー/スノーホワイトブラック
対応通信規格(WAN)WiMAX2+/4G/5G(Sub6)WiMAX2+/4G/5G(Sub6)
最大通信速度下り最大:2.7Gbps
上り最大:183Mbps
下り最大:3.5Gbps
上り最大:286Mbps
バッテリー使用時間
(初期設定時)
連続通信時間:約490分
連続待受時間:約400時間
約540分
約880時間
最大同時接続台数Wi−Fi:16台 / USB:1台Wi−Fi:48台
有線:1台
対応Wi-Fi通信規格IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
(2.4GHz/5GHz)
USBインターフェースType CType C
バッテリー容量4,000mAh5,400mAh
サイズ約136(W)× 68(H)× 14.8(D)mm約140(横幅)× 72(高さ)× 15.4(奥行き)mm
重量約174g約198g
SIMカードスロットau Nano IC Card 04 LE U×1au Nano IC Card 05 U×1
クレードル別売り付属

【FAQ】Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)のよくある質問と回答

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01のよくある質問と回答です。

この他のご不明な点は、記事下コメント欄からご質問頂ければ、コメントに返信する形でご回答させて頂きます。

旧モデル(X12)との最大の違いは何ですか?

バッテリー容量と同時接続台数が大幅に向上しており、さらにクレードルが標準付属しています。

上り通信速度も強化されており、より性能が向上しています。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01はどこで購入できますか?

UQ WiMAX公式サイト、各WiMAXプロバイダー、家電量販店、で購入可能です。

プロバイダーによって月額料金やキャンペーン内容が異なるため、比較して選ぶのがおすすめです。

プラスエリアモードで利用できるデータ容量は?

5G SAに対応した料金プランの場合、30GB/月です。

auスマホ割(auスマートバリュー)、UQモバイル 自宅セット割(インターネットコース)に加入でプラスエリアモードのオプション利用料は無料になります。

サービス提供エリアはどこで調べられますか?

WiMAXのサービス提供エリアは、以下のエリアマップで確認することができます。

各WiMAXプロバイダーの公式サイトからも確認できるようになっています。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)の特徴まとめ

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)の特徴まとめ

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)は、充電ドックの標準装備や大容量バッテリー、直感的な操作性など、使いやすさに優れた新世代モバイルルーターです。

新たにCPSpeed株式会社が製造を手がけた初のWiMAXルーターとしても注目されており、据え置き用途にも持ち運び用途にも対応できる万能モデルと言えるでしょう。

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最後にSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01(CPS 01)の特徴をまとめます。

X12よりも下の通信速度が若干控えめになっていますが、体感速度で遅さを感じることは、ほぼないでしょう。

多くの用途で使える、信頼性の高いモバイルルーターとしておすすめです。

特徴まとめ

  • 最大通信速度は下り3.5Gbps
  • 5,400mAhの大容量バッテリーで約9時間繋がる
  • 充電ドックが標準装備のため別で購入する必要なし
  • 最大49台の端末を同時接続可能(Wi-Fi48台・有線1台)
  • 約2.4インチのタッチパネル搭載で操作が簡単
  • 専用のスマホアプリで接続先などの詳細設定コントロールが可能
  • チップにQualcomm社のSnapdragon(スナップドラゴン)採用

デメリットと注意点

  • 5GmmW(ミリ波)には非対応
  • カラーバリエーションはブラックのみ
  • 充電に使用するUSBケーブルとLANケーブルは別売り
  • 上り速度が強化されている代わりに下り速度がX12よりも低速

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  • この記事を書いた人

トミー

通信業界20年目。現役バリバリの移動体通信エンジニア・Webライターです。 モバイル通信や光回線、IPネットワークの他に、海外の通信事情などにも詳しいです。 当サイトの記事を全て執筆、作図や動画編集も担当しています。 このサイトでは、最高のインターネット環境に出会うための、お手伝いをしたいと思っています。
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