途中加入ができない所もあって結構悩んでるんですよね。
確かに端末補償のオプションは安心感はありますが、コスパ面で考えた場合には少し冷静になる必要があります。
故障してしまった場合の最悪のケースを想定して試算してみましょう!
モバイルWiFiの端末補償とは?
毎月一定のオプション料を基本料金に上乗せして支払うことで、万一モバイルWiFiが故障してしまった場合に、修理対応や、新しい端末に(無料もしくは安価で)交換をしてくれるオプションサービスです。
料金や補償の範囲は契約するプロバイダーによって異なります。
オプションの加入は、契約時や端末購入時のみ加入可能で途中加入できないことが多いです。
基本的にはオプションサービスなので加入は任意となりますが、場合によっては、契約時には強制加入で「不要な場合はユーザー側で解約してください」というパターンも多いです。
スマホ契約時に不要なオプションが沢山付いてくる経験をされた方も多いと思いますが、同じイメージと考えて頂いてOKです。
端末補償が不要な理由を最悪のケースで試算
同じ端末を2年間使用し、自然故障で端末交換をした想定で計算してみましょう。
価格は全て税込です。
通信キャリア | 2年間の 支払額合計 | 補償加入時の 端末交換料金 | 補償未加入時の 端末購入料金 |
UQ WiMAX 端末補償サービス 418円/月 | 10,032円 | 初回:3,630円 2回目:5,830円 | 2,1780円 (Speed Wi-Fi 5G X11) |
合計:13,662円 | |||
Y!mobile 故障安心パック 550円/月 | 13,200円 | 5,500円 | 28,800円 (Pocket WiFi 5G A102ZT) |
合計:18,700円 |
試算結果
Speed Wi-Fi 5G X11の例
2年間の補償料合計+端末交換料金:13,662円
補償未加入で実費購入した場合:21,780円
差額=8,118円
補償未加入で自腹で購入した場合と、オプション料金の合計を比べると数千円程度の差ですね。
今回は最悪のケースの端末交換を想定して試算しましたが、軽微な修理で済む場合はもう少し安く済む場合もあります。
それにルーターが壊れる事って、そう頻繁には起きないのではないかと思います。
1年間はメーカー保証が付帯する
1年間は端末製造メーカーの保証があるため、自然故障については無料で修理や交換対応をしてくれます。
メーカー保証が切れた2年目から補償に加入すれば良いと考える人もいると思いますが、冒頭で少し触れたように補償はサービスは回線の契約時しか加入できず、途中加入はできないルールであることが多いです。
契約時に注意書きがあると思いますが、補償サービスの加入を検討している人はこの点に注意するようにしてください。
リユース品(中古)も比較的安く手に入る
万一、補償サービス未加入で故障をしてしまった場合は、中古品などを自分で探せば思いのほか安く済むこともあります。
メルカリやヤフオク!などで、SIMロック(キャリアロック)されていないSIMフリーモデルの端末を購入すればSIMを差し替えて利用可能です。
ただしSIMカードにも型があり、購入する端末で使えるSIMカードの型である事と、通信キャリアのサポートは対象外(自己責任)となる事にご注意ください。
新品を探す場合でも、楽天かAmazonなどで探せば定価よりも比較的安く手に入ります。
WiMAXのSIMフリー端末の一例
- Galaxy 5G Mobile Wi-Fi
- Speed Wi-Fi 5G X11
- Speed Wi-Fi NEXT WX06
- Speed Wi-Fi NEXT W06
- Speed Wi-Fi NEXT W05
- Speed Wi-Fi HOME L02
- Speed Wi-Fi HOME L01s など
Y!mobileの場合は現在、全ての端末にSIMロックが掛かっています。
端末購入から100日以上経過後している事が条件で、SIMロック解除の手続きが必要です。
SIMロックとは?
特定のSIMカードのみ認識するように、端末に制限が掛かっている状態の事を言います。
制限が掛かっていない端末は「SIMフリー端末」や「白ロム」などと言います。
古いモデルを選んでしまうと、WiMAXの場合はLTEオプションが使用できなかったり、速度が遅かったりなど、ストレスを感じてしまう原因になります。
紛失や盗難、水濡れ故障は補償対象外の事がある
端末が使用不可になるリスクは故障だけではありません。
紛失や盗難などのリスクも十分にありますが、補償オプションでは対象外とされている場合があります。
キャリア | 盗難 | 紛失 | 水濡れ | 全損 |
UQ WiMAX 端末補償サービス | ○対象 | ○対象 | ○対象 | ○対象 |
Y!mobile 故障安心パック | △対象外 ただし会員価格で端末購入可能 | △対象外 ただし会員価格で端末購入可能 | △対象外 修理対応時:5000円 交換対応時:会員価格で購入可能 | △対象外 会員価格で端末購入可能 |
補償が必要になるケースは?
端末がレンタル品の場合、補償にはなるべく加入した方が良いでしょう。
レンタルの場合、借りた物をそのまま返却する事が条件になりますので、ご自身で用意した中古などの代替品でリカバリーする事ができません。
特に海外旅行などに行く場合のWi-Fiレンタルでは、数週間という短期間のうちに高額な金額を支払う可能性のリスクが潜在しています。
海外旅行時にWiFiをレンタルする場合は?
海外旅行保険やクレジットカード付帯の保険でレンタル用品も補償されているかどうか?を確認するようにしましょう。
自分の持ち物と借りた物では、補償の種類が異なるため海外旅行保険ではレンタル品の補償は特約である場合が多いです。
補償の種類
本人の所有物のみの補償 = 携行品損害補償
他人の所有物に損害を与えてしまった場合の補償 = 賠償責任補償
もし、加入している保険でレンタル品の補償もされているのであれば、重複保険となってしまうので、基本的にレンタル時の補償オプションは不要と考えて良いでしょう。
まとめ
最後にこの記事の要点をまとめてみましょう
まとめ
- 端末補償オプションはコスパ面で考えた場合、レンタル品などの場合を除いて基本的には不要
- 2年間の補償料の総額と端末を定価で購入した場合の差は数千円程度
- 1年間はメーカー補償が付く
- 中古品や新品も自分で探せば定価より安く手に入る
- 紛失や盗難水濡れは対象外である事が多い(プロバイダーによる)
- レンタル品の場合でも、海外旅行保険で補償されている場合は不要
ただし、自分で端末を探して購入したりするのが面倒という方や、安心感を得たいという方は補償に加入しても良いかもしれませんね。