自宅におすすめのWi-Fi
自宅でのWi-Fi利用、光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiなど選択肢が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
この記事では、通信の専門家の視点から、安くて速いWi-Fiを厳選し、最新ランキング形式でご紹介します。
光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiの特徴を比較しながら、自分のライフスタイルに合った最適な回線を見つけられるよう丁寧に解説していきます。

この記事で分かること
- 光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fi、結局どれがベストなのか?
- 家族での利用・一人暮らし・テレワークなどライフスタイル別おすすめ回線
- 通信の専門家が選ぶ料金・速度・安定性を比較したおすすめランキング
- 契約前に必ず確認すべき失敗しない3つのポイントなど
ご意見やご感想、ご質問や体験談など、ぜひ気軽にコメント欄で教えてください。
はじめに「Wi-Fi=ネット回線」という認識は誤り
世の中では、インターネット回線そのものを「Wi-Fi」と呼ぶ風潮がありますが、正しくはWi-Fiとは無線LANの通信規格の名称です。
つまり、Wi-Fiはあくまで宅内で機器を無線接続するための技術であり、インターネットへつながる「回線」とは別物です。
Wi-Fiを利用するためには、Wi-Fiルーターがインターネットに接続するための回線契約(光回線・モバイル回線など)が必要になります。
通信に詳しい人からすると、この誤用には若干違和感がありますが、日常的な会話の中では「Wi-Fi=インターネット回線」という認識が広がっているのも事実です。

「Wi-Fi」が回線の代名詞になったワケ
「Wi-Fiが遅い=回線が悪い」と考えられることが多いのは、技術的な区別が一般に知られていないからです。
本来は、Wi-Fiは自宅内の機器同士をつなぐ無線の仕組みであり、光回線やモバイル回線といった外部のネットワークとは役割が異なります。
しかしスマホやPCの画面にはWi-Fiマークが表示され、それが「インターネットにつながっている証拠」として認識されるため、両者が同一視されやすいのです。

iPhoneのWi-Fiピクト
さらに、通信が遅いときに「Wi-Fiが悪いのか回線が悪いのか」を切り分けるのは一般ユーザーには難しく、曖昧なまま「Wi-Fi=ネット回線」というイメージが定着しました。

回線選びとWi-Fi機器選びは両方を考える必要がある
インターネット環境を快適に整えるには、「外の回線」と「宅内のWi-Fi機器」の両方をバランスよく選ぶことが重要です。
外部回線は、速度・上り下りの安定性・遅延・工事の有無・月額料金を基準に、Wi-Fi機器は、同時接続台数・対応規格・セキュリティ性・家の間取りで選ぶのが合理的です。
例えば10Gbps回線を契約しても、ルーターやLANケーブルが1Gbpsまでしか対応していなければ、実際の速度は1Gbpsに制限されます。
Wi-Fiでも、ルーターと接続する端末(PCやスマホなど)が同じ規格に対応していなければその性能は発揮されません。
また、ホームルーターやモバイルWi-Fiなどは「外の回線」と「宅内のWi-Fi機能」を兼ね備えており、住環境や利用用途に応じて選び分けることで、より効率的に快適さを得られます。
自宅のWi-Fiを選ぶ前に知っておきたい3つのポイント

これらを正しく理解しておけば、自分に合った最適な回線とWi-Fi機器を選ぶことができます。
ここをチェック
- 工事の有無(光回線の工事が必要か、工事不要のホームルーターか)
- 料金(月額費用やキャンペーン)
- 速度と安定性(実際の通信速度・遅延・混雑耐性)
1.工事の有無|光回線は必要・ホームルーターは不要
まず大きな違いとなるのが工事の有無です。
光回線は物理的に光ファイバーを自宅に引き込む工事が必要なため、新規引き込みの場合は、申込みから開通まで1〜2か月かかることがあります。
一方、ホームルーターやモバイルWi-Fiは工事不要で、端末が届けばすぐに使えるのが魅力です。
引っ越しが多い方やすぐにインターネットを使いたい方は、工事不要な回線を選ぶとストレスが少なくなります。
2.料金体系|初期費用・月額・キャンペーンを比較する
回線の料金は、初期費用・月額料金・キャンペーン割引で大きく差が出ます。
光回線は月額4,000〜6,000円程度が相場ですが、スマホとのセット割を利用すれば毎月1,000円ほど安くなる場合もあります。
家族分のスマホも割引できる可能性があるため、ぜひ利用したい割引制度です。
ホームルーターやモバイルWi-Fiは月額3,000〜5,000円前後とやや安めですが、データ容量に制限があるプランも多いため注意が必要です。
3.速度と安定性|家族利用やゲーム向けなら光回線が有利
インターネットを快適に使う上で欠かせないのが、速度と安定性です。
光回線は最大1Gbps〜10Gbpsと非常に高速で、家族で同時接続しても安定して利用できるのが大きな強みです。
対して、ホームルーターやモバイルWi-Fiはモバイル回線を利用するため、エリアや時間帯によって速度が変動しやすい傾向があります。
家族で動画を見たり、オンラインゲームを快適にプレイしたい場合は光回線がおすすめです。
光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fi、結局どれがいいの?
自宅のWi-Fi(ネット回線)を選ぶ際、最終的には「自分のライフスタイルに合っているか」が重要です。
それぞれの回線方式を料金・速度・安定性・利便性といったポイントで比較してみましょう。
自宅におすすめのWi-Fi

速度・安定性か、手軽さか、外出利用かで最適な選択肢は変わります。
【料金比較】料金で選ぶならこのタイプ
回線タイプ | 月額料金の目安 | 初期費用 |
光回線 | 4,000〜6,000円程度 | 工事費:15,000〜40,000円 (割引・分割払いあり) ※キャンペーンで実質無料の場合あり |
ホームルーター | 3,500〜5,000円程度 | 端末代:20,000〜70,000円 (割引・分割払いあり) ※キャンペーンで実質無料の場合あり |
モバイルWi-Fi | 3,000〜4,500円程度 | 端末代:10,000〜30,000円 (割引・分割払いあり) ※キャンペーンで実質無料の場合あり |
料金面で見ると、光回線は月額がやや高めですが、キャンペーンやキャッシュバックを活用すれば実質的な初期費用が抑えられます。
長期的に利用するのであれば、コストパフォーマンスに優れています。
一方、ホームルーターは初期工事が不要で、端末費用だけで始められる点が魅力です。
短期間の利用や引っ越しの多い人にはホームルーターの方が向いています。

【通信速度比較】速度と安定性で選ぶならこのタイプ
通信速度を最重視する場合、光回線が圧倒的に優位です。
最大1〜10Gbpsに対応しており、実測でも数百Mbps以上を安定して出せるため、4K動画の視聴やオンラインゲームも快適に楽しめます。
ホームルーターは最大数Gbpsとされていますが、実際には100〜300Mbps程度が一般的で、普段使いには十分な速度です。
ただし、混雑する時間帯や電波環境によっては速度が落ちることもあります。
モバイルWi-Fiは最大1Gbpsと表記されますが、実測では20〜200Mbps前後に留まるケースが多く、大容量通信や複数人での利用には不向きです。

【安定性・使い勝手比較】利便性と自由度で選ぶならこのタイプ
安定性を求めるなら光回線が最も優れています。
有線接続で外部環境に左右されにくく、同時接続台数が多い家庭やテレワーク用途にも最適です。
ホームルーターは電波を利用するため、利用環境によって速度や安定性に差が出る可能性がありますが、コンセントに挿すだけで使える手軽さは大きな魅力です。

モバイルWi-Fiは携帯用のため自宅メインの回線としては不向き

モバイルWi-Fiルーター
モバイルWi-Fiルーターは、持ち歩けるインターネット回線としてとても便利です。
たとえばカフェで仕事をしたり、旅行先でスマホやPCをつなげたりと、外出先でネットが必要なときに大活躍します。
ただし、自宅用のメイン回線として使うのは特別な場合を除いてあまりおすすめできません。
理由はシンプルで、前述した通り、モバイルWi-Fiは速度や安定感の面で光回線やホームルーターに劣るからです。
動画を長時間見たり、家族みんなで同時にWi-Fiを使ったりすると「なんだか遅いな?」と感じやすくなります。
在宅ワークやオンラインゲーム、映画やドラマのストリーミングをよく利用する人にとっては、物足りなさを感じることが多いでしょう。
とはいえ、「一人暮らしでネットの利用はスマホ中心」「あまりネットは使用しない」「引っ越したばかりで光回線の工事が間に合わない」といった特別な事情がある場合には、選択肢としてモバイルWi-Fiを使うのもありです。
テレビ放送用の同軸ケーブルを利用したCATVという選択肢もある

画像出典:J:COM NET公式サイト
\工事費実質無料・半年間大幅割引/
光回線とは異なる固定回線の一つとして選べるのが「CATV(ケーブルテレビ回線)」です。
CATVはもともとテレビ放送用に敷かれた同軸ケーブルを利用しており、光回線が普及する前から家庭向けのインターネット回線として長く親しまれてきました。
特に有名なのが、全国的に展開している J:COM( ジェイコム)です。
現在は光回線サービスも提供していますが、CATV回線も今なお現役で利用できます。
CATVの魅力は、テレビとインターネットをまとめて契約できる点で、テレビ好きの家庭にとっては、ひとつにまとめられる手軽さは大きなメリットです。
さらにJ:COMでは人工知能を活用した 「AI Wi-Fi」 や 「メッシュWi-Fi」 を導入でき、自宅の間取りや利用状況に応じて電波を自動で最適化してくれるため、家のどこにいても安定してネットを楽しめます。

宅内の同軸コンセントを使用します
ここに注意
CATVは放送用に下り(ダウンロード)側に多くの帯域を割いている仕組み上、上り(アップロード)の速度が出にくいという弱点があります。
動画のアップロードやオンラインゲームで相手にデータを送る作業が多い人にはやや不向きかもしれません。
それでも、「普段は動画視聴やネット検索が中心」「テレビも一緒にまとめてお得に使いたい」という人にとっては、自宅で安定した固定回線を確保できる有力な選択肢のひとつです。
おすすめ CATV(ケーブルテレビ)のインターネット回線はおすすめできる?仕組み・メリット・注意点を徹底解説
高速&安定した通信品質、結局最強なのは光回線
光回線は「速度と安定性」において他の回線方式を圧倒する存在です。
動画視聴やオンラインゲーム、テレワークなど、回線品質が求められる利用シーンでは光回線が最適解となります。
ここでは光回線がおすすめな人の特徴や、選ぶ際の注意点と最新のおすすめランキングをご紹介します。

おすすめ光回線おすすめランキング!現役通信技術者が徹底比較&選び方を解説
専門家が選ぶ光回線おすすめランキング
おすすめ光回線
- スマホセット割引を活用した回線
- BIGLOBE光
- NURO光
- J:COM NET光
- BB.excite光
- とくとくBB光
自宅におすすめのWi-Fi
スマホセット割引を活用した回線事業者

1.BIGLOBE光

画像出典:BIGLOBE光 公式サイト
BIGLOBE光は、老舗のプロバイダーが提供する光回線です。
混雑回避可能な無料のIPv6(IPoE)オプションで安定した高速通信を実現し、さらにauスマートバリューやUQモバイルセット割で月額利用料をお得にできる光回線サービスです。
工事費実質無料や、高額キャッシュバックも実施しており、万人におすすめの光回線です。
提供エリア | NTT東日本・NTT西日本フレッツ光回線の提供エリア |
開通までの期間目安 | 最短10日〜2カ月程度 |
最大通信速度 | 1G〜10Gbps |
セット割引 | auスマホ:1,100円/月割引 BIGLOBEモバイル:220円/月割引 UQモバイル:最大1,100円/月割引 |
開通までのWiFi貸出 | 有り(回線開通まで3週間以上かかる場合) |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 新規工事費:16,500〜19,800円(分割可能) |
月額料金 | 戸建て:5,478円〜 集合住宅:4,378円〜 |
キャッシュバック | 有り |
契約縛り期間 | 2年・3年 |
契約解除料 | 戸建て:4,230円 集合住宅:3,360円 |
運営会社 | ビッグローブ株式会社 |
2.NURO光

画像出典:NURO光 公式サイト
NURO光は独自のG-PON規格を用い、下り最大2Gbps(10Gプランでは最大10Gbps)の超高速通信を提供しています。
公式サイトからの申し込みで数万円規模のキャッシュバックが受け取れる特典も充実しています。
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部エリア |
開通までの目安 | 戸建ての場合、1~2カ月程度 集合住宅の場合、1~3カ月程度 |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 標準工事費:44,000円 |
月額料金 | 5,200〜8,517円(プランにより異なる) |
キャッシュバック | 有り |
契約縛り期間 | なし・2年・3年 |
契約解除料 | 528〜4,400円(プランにより異なる) |
運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 |
3.J:COM NET光

画像出典:J:COM NET 公式サイト
J:COM NET光は、KDDI傘下の国内最大のケーブルテレビ会社で、下り最大10Gbps対応の光回線プランをはじめ、高速なインターネットを提供しています。
au・UQモバイルとのセット割引や充実したテレビサービスが利用できる点が強みです。
提供エリア | 日本全国 ※住所や物件によっては利用できない場合があります。 詳細は必ずJCOM公式HPをご確認ください |
開通までの期間目安 | 光1G・5G・10Gコース:約1カ月後 J:COM NET 1Gコース:最短4日〜(同軸ケーブル利用) |
最大通信速度 | 1G〜10Gbps(プランにより異なる) |
セット割引 | auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引 UQモバイル指定プランとセットで最大1,100円/月の割引 J:COMサービスとセットで、J:COMモバイルのデータ容量増量 |
初期費用 | 手数料:3,080~3,300円(税込) 基本工事費:47,520円(税込) |
月額料金 | 5,258円〜7,568円(税込)(プランにより異なる) |
契約縛り期間 | 縛りなし |
契約解除料 | プランにより異なる |
運営会社 | JCOM株式会社 |
4.BB.excite光

画像出典:BB.excite 公式サイト
BB.excite光はキャッシュバックが無い代わりに、工事費完全無料、縛りなしを実現している光回線です。
初期費用を含め、月額料金以外に必要な費用が一切無いため、ややこしいプランやキャッシュバックに惑わされたくない人におすすめの光回線です。
提供エリア | NTT東日本・NTT西日本「フレッツ光クロス」提供エリア(一部地域) |
開通までの期間目安 | 最短2週間〜1カ月程度(地域により変動) |
最大通信速度 | 10Gbps |
セット割引 | エキサイトモバイル:1回線220円割引(最大5回線で合計1,100円/月割引) |
開通までのWiFi貸出 | なし |
初期費用 | 事務手数料・工事費:無料(キャンペーン適用) |
月額料金 | 戸建て・集合住宅共通:4,790円(税込) |
キャッシュバック | キャッシュバックはなし 利用開始2カ月以内の解約で「全額返金制度」あり |
契約縛り期間 | なし |
契約解除料 | なし |
運営会社 | エキサイト株式会社 |
5.とくとくBB光

画像出典:とくとくBB光 公式サイト
GMOとくとくBB光は、フレッツ光回線を利用するシンプルな定額料金制で、工事費・回線利用料・プロバイダ料がすべてコミコミになっています。
v6プラス対応で速度にも定評があり、無料レンタルの高性能Wi-Fiルーターで手軽に利用できる点が特長です。
提供エリア | NTT東日本・NTT西日本フレッツ光回線の提供エリア |
開通までの期間目安 | 最短10日〜2カ月程度 |
最大通信速度 | 1G〜10Gbps(プランにより異なる) |
セット割引 | なし |
初期費用 | 事務手数料:3,300円 新規工事費:26,400円(36カ月利用で実質無料) |
月額料金 | 戸建て:4,818円〜 集合住宅:3,773円〜 |
キャッシュバック | 有り |
契約縛り期間 | 縛りなし |
契約解除料 | なし |
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
光回線のメリット・デメリットとおすすめな人の特徴
光回線の3つの分類とそれぞれの特徴

光コラボは「フレッツ光」をベースにしたサービスで、NTT東西が自社のフレッツ光を卸売りし、プロバイダー側がセットにして販売している仕組みです。(中身はNTTのフレッツ光回線そのものです)
一方でNURO光は、フレッツ光のコラボモデルとは似ているようですが技術的な構成が異なり、NTTが用意する「事業者向けの別メニュー(ダークファイバー)」を借りて、自社設備に直接つなぐ方式を採用しています。
分類 | 主な事業者 |
NTT回線 | ・NTT東西 フレッツ光 ・光コラボレーションモデル(ドコモ光・ソフトバンク光・BIGLOBE光など) |
独自回線 | ・eo光・コミュファ・BBIQなど 主に電力系通信事業者(PNJ)が自社で構築している光回線 |
その他 | ・NURO光 ダークファイバーを使用し、光ファイバー以外は自社でネットワークを構築しているタイプ |
※光コラボレーションモデル:NTT東西のフレッツ光を卸売制度を利用し、プロバイダーとセットで販売している光回線
※ダークファイバー:未使用の光ファイバーを回線事業者が借りて使う方式
NTT回線
NTT回線は、日本全国で最も広く普及している光回線の種類です。
NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」をベースとした、光コラボレーションモデル(ドコモ光、ソフトバンク光、BIGLOBE光など)もすべてこのNTT回線を利用しています。
最大のメリットは、全国対応のエリアカバー率と、複数のプロバイダーから自分に合ったサービスを選べる自由度です。
一方で、ユーザー数が多いため時間帯によって混雑が発生しやすい点や、プロバイダーによって通信品質に差がある点は注意が必要です。
独自回線
独自回線とは、電力会社系の通信事業者(関西のeo光、中部のコミュファ光、九州のBBIQなど)が自社で構築・運用している光回線です。
NTTの設備を借りず、自前でネットワークを持っているため、回線の混雑が少なく安定した通信速度を維持しやすいのが特徴です。
また、独自のキャンペーンや料金体系が用意されていることも多く、地域によってはNTT回線よりもコストパフォーマンスに優れています。
ただし、提供エリアは限られているため、利用できるかどうかは地域によって異なります。
その他
代表例として「NURO光」があります。
NURO光はソニーネットワークコミュニケーションズが提供しており、NTTが保有する「ダークファイバー」を借りつつ、自社で独自の通信設備を構築しているのが特徴です。
これにより、国内でも珍しい最大2Gbps(プランによっては最大10Gbps)の高速通信を実現しています。
オンラインゲームや高画質動画のストリーミングなど、高速かつ安定した通信を求めるユーザーに人気ですが、対応エリアが都市部中心な点に注意が必要です。
マンションタイプ・戸建てタイプ・VDSLの違い

光回線は、住居形態に応じて、マンションタイプ、戸建てタイプ、VDSL/LAN配線方式などの提供形態に分かれています。
それぞれの特徴を理解しておくことで、自分の住まいに最適な回線を選びやすくなります。
マンションタイプ
マンションタイプは、集合住宅に導入される光回線の形式です。
建物の共用部まで光ファイバーを引き込み、そこから各部屋に配線します。
月額料金が戸建てタイプより安く設定されているのがメリットですが、建物全体で回線を共有するため、利用者が多いと速度低下が起こる可能性があります。
参考マンション向けのおすすめ光回線!高速・安定・お得に使える回線を徹底比較
戸建て(ファミリー)タイプ
戸建てタイプは別名ファミリータイプとも言い、一軒家ごとに光ファイバーを直接引き込む方式です。
建物単位で回線を専有できるため、安定した高速通信が可能で、他の利用者の影響を受けにくいのがメリットです。
ただし、工事費用や月額料金がマンションタイプよりも高めに設定されている点がデメリットになります。
参考戸建てにおすすめの光回線!失敗しない選び方と安く利用するためのポイントは?
VDSL・LAN配線方式
VDSL方式、LAN配線方式は、マンションタイプの一部で採用されている配線方式です。
建物共用部までは光ファイバーですが、各部屋までは既存の電話線、またはLANケーブルを利用する仕組みです。
工事が簡単で導入コストが抑えられる一方、最大速度が100Mbps前後に制限されるため、光回線本来の高速性能を発揮できないのがデメリットです。
最近では光配線方式(光ファイバーを部屋まで敷設)が主流になりつつあり、VDSL・LAN配線方式は徐々に減少傾向にあります。
参考【VDSLが遅くて限界】速度改善方法とおすすめの乗り換え先を紹介!通常の光回線との違いも解説
光回線をお得に契約するコツ
ここが重要
- スマホと同じキャリアの光回線を選んでセット割を適用する
- キャッシュバックや工事費無料キャンペーンを活用する
- 長期利用を前提に契約して違約金を避ける
- 長期利用の場合はWi-Fiルーターを有料レンタルではなく自前で用意する

特に家族利用や在宅ワークを考えている方には光回線を選ぶメリットが大きいです。
工事不要で利用できるホームルーター、5G対応エリアなら高速通信可能
ホームルーターは、工事不要ですぐに利用可能という手軽さが魅力です。
光回線のような高速通信には劣りますが、設置するだけで家中でWi-Fiを利用できるため、引っ越しが多い方やすぐにインターネットを使いたい方に人気があります。

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最強の無制限ホームルーター(置くだけWi-Fi)はコレ!【2025年9月】現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング
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専門家が選ぶホームルーターおすすめランキング
おすすめホームルーター
- WiMAX +5G
- ドコモ home 5G
- ソフトバンクAir
- Rakuten Turbo
自宅におすすめのWi-Fi
1.WiMAX +5G

画像出典:Broad WiMAX 公式サイト
WiMAX+5Gホームルーターは、au 5G・4G・WiMAXの3回線を使えるため広いエリアで高品質通信が可能で、料金も安価です。
多くのMVNOが参入しておりプラン面も充実しています。
また、登録外住所での利用も認められ、柔軟性に優れています。
さらに2022年以降はWiMAX2+の順次5G化が進み、全国6万局超の基地局と50MHzの広帯域周波数帯(2.5GHz)を活用することで、今後さらに高速化とシェア拡大が期待されています。
月額料金 | 4,708円(初月無料) |
セット割引 | auスマホ:最大1,100円/月 割引 UQモバイル:最大1,100円/月 割引 |
速度制限 | 一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り |
端末購入 | 一括または分割購入 |
契約期間 | 縛りなし |
運営会社 | 株式会社リンクライフ |
2.ドコモ home 5G

画像出典:GMOとくとくBB 公式サイト
ドコモ回線を利用するhome 5Gは、基地局数が国内最多で混雑の影響を受けにくく、安定した高速通信が魅力です。
縛り期間がなく柔軟に利用でき、5Gの高速通信を誇ります。
3年利用で端末代が実質無料となり、ドコモユーザーなら家族分もスマホ割引が適用可能です。
申込はキャッシュバック額が大きい代理店経由がおすすめですが、登録住所以外での利用は不可な点や、窓口によって特典が異なる点には注意が必要です。
月額料金 | 5,280円(税込) |
セット割引 | ドコモユーザー:1,100円/月 割引 (離れて暮らす家族分も最大20台まで対応) |
速度制限 | 直近3日のデータ消費量が多いユーザーは、他のユーザーと比較して低速となる場合有り |
端末購入 | 一括または分割購入 |
契約期間 | 縛りなし |
運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
3.ソフトバンクAir

画像出典:ソフトバンクエアー 公式サイト
ソフトバンクAirは古くから提供されているホームルーターで、最新機種エアターミナル5では5G通信に対応し、高速化が実現しています。
最大128台まで同時接続できる点は大きな強みで、SA方式5Gにも対応しています。
ソフトバンクやY!mobile利用者はスマホ割引も適用されます。
3年利用で端末代が実質無料となりますが、登録住所以外では使えない点に注意が必要です。
月額料金 | 4,950円〜5,368円(税込) |
セット割引 | ソフトバンク:スマホセットで1台1,100円/月 割引 (離れて暮らす家族分もOK) Y!mobile:スマホとセットで最大1,188円/月 割引 |
速度制限 | 利用者が集中する時間帯で、高負荷となったエリアでは一時的に制限が掛かる場合有り |
端末購入 | 一括または分割購入 |
契約期間 | なし |
運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
4.Rakuten Turbo

画像出典:楽天モバイル 公式サイト
Rakuten Turbo 5Gは楽天モバイルが提供する5G対応ホームルーターで、最大2.1Gbpsの高速通信とWi-Fi6に対応し、最大128台の同時接続が可能です。
有線LANポートも2口搭載しているため利便性は高く、楽天スマホ利用者にはポイント還元があり料金面も魅力です。
サービス提供エリアは限定的で、登録住所以外での利用不可となりますのでご注意ください。
月額料金 | 4,840円(税込) |
セット割引 | なし 楽天スマホ利用者は20,000円分のポイント還元 |
速度制限 | トラフィックがネットワーク帯域の上限を超える場合またはご利用の製品やアプリの設定などにより、通信速度やデータ通信量が制限される場合有り。 本サービス網全体の輻輳(ふくそう)状態が継続して発生することを避けるため、輻輳制御を行う場合有り。 |
端末購入 | 一括または分割購入 |
契約期間 | なし |
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
ホームルーターのメリット・デメリットとおすすめな人の特徴

ソフトバンクエアー
モバイル回線(使える周波数)と端末のスペックをチェックしよう
モバイル回線は周波数帯(バンド)ごとに特徴があります。
低周波数帯は遠くまで電波が届きやすく、建物の中でもつながりやすい一方で、通信速度は抑えめです。
逆に高周波数帯は高速通信が可能ですが、電波の直進性が強いため、建物内や地下では弱くなりやすいという特徴があります。
そのため、自分が利用する地域でどの周波数が使えるか、契約予定の回線や端末がどのバンドに対応しているかを確認することが大切です。
通信会社が使用できる電波の周波数 | ||||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
700MHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー |
800MHz | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー | ー | ー |
900MHz | ー | ー | ●利用可 | ー | ー | ー |
1.5GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー | ー |
1.7GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー |
2GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー | ー |
2.3GHz | ●利用可 | ー | ー | ー | ー | ー |
2.5GHz | ー | ー | ー | ー | ●利用可 | ●利用可 |
3.4GHz | ー | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー | ー |
3.5GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー | ー |
3.7/4.5GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー |
28GHz | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ●利用可 | ー | ー |

そして、3.7/4.5GHz・28GHzが5G用の周波数です。
端末スペックの確認ポイント
- 最大通信速度: 下り・上りの最大値(実測では下がるが、性能の目安になります)
- 同時接続台数: 家族や複数デバイスで使う場合は10台以上対応が安心
- アンテナ性能: 電波のつかみやすさやWi-Fiの規格(Wi-Fi6E・7対応など)
- 対応バンド: 契約キャリアの主要バンドをカバーしているかどうか
ホームルーターをお得に契約するコツ
ここが重要
- スマホと同じキャリアで契約してセット割を活用する
- キャンペーンを利用して端末代や月額料金を安くする
- 引っ越し予定がある場合は契約期間に注意する

ホームルーターは、手軽さと自由度に優れた回線方式です。
高速通信を求める方には物足りない場合もありますが、設置の簡単さを重視するなら最適な選択肢です。
外でも家でも「そこそこ」使えるのがモバイルWi-Fi(自宅用としては条件付きで選んでOK)
モバイルWi-Fiは「持ち運びできる小型ルーター」で、外出先でも自宅でも利用できるのが大きな魅力です。
ホームルーターと同じモバイルインターネット回線ですが、ホームルーターと異なり持ち運びがメインとなっているため筐体に収納されている内部アンテナがホームルーターよりも弱いです。
光回線やホームルーターに比べて速度や安定性は劣りますが、ライフスタイルに柔軟に対応できる点で根強い人気があります。

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最強モバイルWi-Fi(ポケット型Wi-Fi)決定戦!【2025年9月】現役通信技術者が選ぶ最新おすすめランキング
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専門家が選ぶモバイルWi-Fiおすすめランキング
おすすめモバイルWi-Fi
- Broad WiMAX
- とくとくBB WiMAX
- UQ WiMAX
- Rakuten WiFi Pocket
- クラウドSIM系モバイルWi-Fi
自宅におすすめのWi-Fi
1.Broad WiMAX

画像出典:Broad WiMAX 公式サイト
Broad WiMAXは、サービスが最も充実しているWiMAXプロバイダーで、他社からの乗り換え時には最大40,000円の違約金をサポートしています。
auやUQスマホとのセット割引もあり、WiMAX・au 4G・5G回線を利用できるため、高速かつ広いエリアで安心して使えます。
3年利用で端末代が実質無料、即日発送にも対応、サービス重視や乗り換え検討中の方におすすめです。
利用回線 | UQ・au |
通信規格 | WiMAX・5G・4G LTE |
最大通信速度 | 下り:4.2Gbps 上り:286Mbps ※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り |
データ容量 | 無制限 |
料金 | 4,708円(初月無料) |
端末 | 購入が必要(一括・分割) |
契約期間 | 縛りなし |
運営会社 | 株式会社リンクライフ |
2.とくとくBB WiMAX

画像出典:GMOとくとくBB公式サイト
GMOとくとくBB WiMAXは、WiMAX史上最高額のキャッシュバックを実施し、オリコン顧客満足度調査で2年連続1位を獲得している人気プロバイダーです。
5Gの高速通信に対応し、端末は即日発送で最短翌日利用が可能。
さらに公衆無線LANサービスも利用でき、特にお得さと満足度を重視する人におすすめです。
ただしキャッシュバックは申請が必要で、受け取りは12ヶ月後となる点に注意が必要です。
利用回線 | UQ・au |
通信規格 | WiMAX・5G・4G LTE |
最大通信速度 | 下り:4.2Gbps 上り:286Mbps ※一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り |
データ容量 | 無制限 |
料金 | 1,375円(最大割引適用時)〜4,807円 |
端末 | 購入が必要(分割) |
契約期間 | 縛りなし |
運営会社 | GMOインターネットグループ株式会社 |
3.UQ WiMAX

画像出典:UQ WiMAX 公式サイト
UQ WiMAXは、WiMAXの公式プロバイダーとして多くのWiMAXプロバイダーに回線を供給しており、高い信頼性と安定した通信品質が特徴です。
5G対応でエリアカバー率も広く、公式ならではの手厚いサポートが受けられるため安心して利用できます。
NetflixとのセットプランやSIMのみ契約にも対応し、長期利用にもおすすめです。
一方でキャンペーンは控えめで端末発送に数日かかる点に注意が必要ですが、公式ならではの安心感を重視する方に最適です。
利用回線 | UQ・au |
通信規格 | WiMAX2+・5G・4G LTE |
最大通信速度 | 下り:4.2Gbps 上り:286Mbps ※スタンダードモードの場合:一定期間内に大量のデータ通信をした場合は、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合有り |
データ容量 | 月額データ容量 制限なし |
料金 | 4,268円〜4,950円 |
端末 | 5,940円 (UQ WiMAXおトク割) |
キャッシュバック | なし |
支払方法 | クレカ・口座振替 |
契約期間 | 縛りなし |
提供会社 | UQコミュニケーションズ株式会社 |
4.Rakuten WiFi Pocket

画像出典:楽天モバイル 公式サイト
Rakuten WiFi Pocketは楽天モバイルの回線を使用したモバイルWi-Fiで、月間のデータ使用量に応じたステップ型の課金制度で上限3,278円で使い放題となります。
楽天ポイントでの支払いが可能で契約期間の縛りもない点が特徴です。
利用回線 | Rakuten・au(一部) |
通信規格 | 4G LTE |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps ※ 公平なサービスのため、速度制限の場合あり |
データ容量 | 無制限 |
料金 | 1,078円〜3,278円 |
端末 | 購入が必要(一括・分割) |
契約期間 | 縛りなし |
運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
5.クラウドSIM系モバイルWi-Fi
クラウドSIM系のモバイルWi-Fiは、ドコモ・au・ソフトバンクの各キャリア回線を自動で切替えながら利用でき、プランによっては海外でもそのまま使える柔軟性が強みです。
多くの事業者で月100GBまで速度制限なしで使えるプランを提供しており、複数キャリアの高速通信を大容量で快適に利用できる点が魅力です。
クラウドSIM系モバイルWi-Fi
モバイルWi-Fiのメリット・デメリットとおすすめな人の特徴

WiMAX+5Gモバイルルーター

モバイルWi-Fiをお得に契約するコツ
ここが重要
- 自分の利用データ量に合わせてプランを選ぶ
- 短期利用ならレンタルサービスを活用する
- エリアカバー率を確認してから契約する

大容量通信には向きませんが、コストを抑えてシンプルにWi-Fiを利用したい方には最適な選択肢となります。
モバイル回線ならSIMフリー端末を活用し安価に利用することも可能

SIMフリー端末を活用する際のポイントについて解説します。
SIMフリー端末(ルーター)が手元にあれば回線契約だけで利用可能

SIMフリー端末+回線契約
すでにSIMフリーのホームルーターやモバイルWi-Fiルーターを持っている場合、新たに本体を購入する必要はありません。
このような場合、回線だけを別に契約すれば、すぐに利用を開始できます。
たとえば、オンラインで格安SIMを申し込み、届いたSIMカードを端末に挿すだけで使えるようになります。
ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターの本体代金は高額になりがちですが、すでに使える端末があるならその費用をカットできるのは大きなメリットです。
特に、家族や友人から譲り受けたり中古で入手したSIMフリー端末を活用すれば、初期費用を大きく抑えることができます。

画像出典:メルカリ 公式サイト
対応端末(ルーター)や回線との相性に注意
SIMフリー端末であっても、すべての回線に対応しているわけではありません。
端末によっては特定のキャリアの周波数に対応していない場合があり、その場合は通信速度が遅くなったり、そもそも電波を送受信できないことがあります。
たとえば、海外製の端末や古い機種などは、日本の一部の通信事業者のバンドに非対応であることもあるため事前に確認が必要です。
また、5G対応のSIMを使いたい場合には、端末が5Gに対応しているかどうかも大切なチェックポイントです。
利用したい機種の公式サイトなどで「対応周波数」と、契約する回線事業者の「利用可能な周波数」を確認し、照らし合わせることで安心して利用ができます。

FAQ(よくある質問と回答)
この他に気になる点があれば、記事下のコメント欄からコメントお寄せください。
いただいたご質問は、記事内でも随時紹介・回答させていただきます。
Q1. 光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fi、最も速くて安定しているのは?
総合的には光回線が最も速く安定しています。
物理的な光ファイバーを使うため、同時接続が多い家庭やオンライン会議・ゲームでも速度が落ちにくいです。
ホームルーターとモバイルWi-Fiは手軽さや携帯性がメリットですが、モバイルの回線特性上、時間帯や電波環境で速度が変動しやすいです。
Q2. オンラインゲーム(FPS・MMO)におすすめの回線は?
光回線+IPv6 IPoE(v6プラス等)を推奨します。
混雑しやすいPPPoE方式に比べてネットワーク終端装置の輻輳(ふくそう)の影響を受けにくく、混雑時間帯でも安定しやすい設計です。
あわせてPCやゲーム機は有線LAN接続にするとPING値(遅延)とジッター(揺らぎ)を最小化できます。
Q3. 「IPv6 IPoE」「v6プラス」とは?本当に速くなりますか?
IPv6の仕組みを使い、従来のPPPoEを経由せずに接続する方式がIPv6 IPoEです。
多くの家庭向け光回線では、IPv4サイトも使えるIPv4 over IPv6(v6プラス等)が提供され、混雑の影響を受けにくくなるため体感速度の改善が期待できます。
利用には対応ルーターが必要です。
Q4. 「無制限」は本当に使い放題ですか(ホームルーター・モバイルWi-Fi)?
モバイル回線は「完全無制限」と表現されても、混雑時の速度制御や一定期間での大容量利用時に制限がかかる「実質無制限」の運用が一般的です。
大量通信を常時行うなら光回線がおすすめです。
Q5. 10ギガ(10Gbps)光回線は実際どうですか?何が必要ですか?
宅内で10Gbps級の速度を引き出すには、10G対応のルーター、10G対応の有線LANポート(10GBASE-T)、Cat6A以上のLANケーブル、対応PCなど機器側の要件を満たす必要があります。
Wi-Fi利用ではWi-Fi7対応ルーターと対応端末が前提になります。
Q6. Wi-Fi 6/6E/7の違いは?今から買うならどれ?
Wi-Fi6は基本性能の底上げ、Wi-Fi6Eは6GHz帯の追加で混雑回避、Wi-Fi7は6GHz帯で、帯域幅320MHzや4096-QAMが利用でき、さらに高速・低遅延が特徴です。
将来性と10ギガ回線の活用を見越すならWi-Fi7対応ルーターが有力ですが、PCやスマホなど端末側の対応も確認しましょう。
Q7. 工事ができない・時間がない場合の最適解は?
賃貸で配管や壁への穴あけが難しい、またはすぐ使いたい場合はホームルーターが第一候補になります。
端末が届けばコンセントに挿すだけで使え、引っ越し時も持ち運べます。(住所変更の手続きが必要)
外出先でも使いたい人はモバイルWi-Fiが便利です。
Q8. 光回線のルーターはどんな基準で選べばいいですか?
無線規格(Wi-Fi6Eや7)、アンテナ数や同時接続数、メッシュ対応、有線LANポート(2.5GBASE-T/10GBASE-T)、セキュリティ(WPA3や自動アップデート)を確認しましょう。
家が広い・間取りが複雑ならメッシュWi-Fiで死角を減らせます。
Q9. v6プラスやDS-Lite利用時にポート開放や固定IPはできますか?
多くの家庭向けIPv4 over IPv6サービスはキャリアグレードNAT(CGNAT)を介するため、IPv4のポート開放やグローバル固定IPが使えない、または制限される場合があります。
外部公開が必要な用途は提供条件を事前に確認するか、固定IPオプションのある光回線や法人向けプランを検討してください。
Q10. 引っ越しが多い場合はどの回線が向いていますか?
転居のたびに工事や撤去が発生する光回線は手間と時間がかかります。
ホームルーターは住所変更の手続きだけでそのまま持ち運べるため、引っ越しが多い人との相性が良いです。
Q11. セキュリティで最低限やるべきことは?
WPA3の利用(なければWPA2-AES)、ルーターの初期パスワード変更、自動ファーム更新の有効化、IoT機器はゲストやIoT用SSIDに分離、不要なリモート管理はオフにする。
この5点を徹底しましょう。
Q12. 10ギガ契約なのにスピードが出ません。どこを確認すべき?
ルーター・スイッチ・PCが10G対応か、LANケーブルがCat6A以上か、PCのNIC設定(1/10Gbps固定など)、Wi-Fi利用なら端末がWi-Fi7対応かを確認しましょう。
回線速度は最も遅い機器に引っ張られ、低速化します。
Q13. 家の一部だけ電波が弱い・切れる場合の改善策は?
ルーターを家の中心で高めの位置に置く、電子レンジや金属・厚い壁の近くを避ける、メッシュWi-Fiで死角を埋める、Wi-Fiは5GHz/6GHz帯を活用する、有線バックホールのメッシュ構成を検討する、の順で対策しましょう。
(まとめ)自宅のWi-Fiはライフスタイルに合わせて選ぶのが正解
自宅用のWi-Fiには大きく分けて、光回線・ホームルーター・モバイルWi-Fiの3つの選択肢があります。
それぞれにメリットとデメリットがあり、用途や生活スタイルによって最適な回線は異なります。
まとめ

ご自身のライフスタイルに合った最適な自宅Wi-Fiを見つけてくださいね。
参考リンク
光回線とは?仕組みやメリット(NTT公式サイト):https://flets.com/column/optical_cable/
NTT東日本、NTT西日本のサービス提供地域について:https://group.ntt/jp/group/product/
NTT東日本 光回線のルーターとは:https://business.ntt-east.co.jp/service/flets-hikari/column/opticalline_router/index.html
情報通信統計データベース 情報通信白書令和7年度版:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r07.html
総務省 ケーブルテレビ政策ポータルサイト:https://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/catv_portal.html
消費者庁 比較広告ガイドラインのポイント:https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/representation_regulation/comparative_advertising/