KDDIから発表された、5G対応のWiFiルーター「Speed Wi-Fi 5G X01」のスペックについて解説いたします。
ご注意
Speed Wi-Fi 5G X01は、法人向け機種になりますので、残念ながら個人利用はできません。
ビジネスシーンで5G利用を検討されている方は参考にしてみてください。
Speed Wi-Fi 5G X01の特徴
- KDDO初の5G対応WiFiルーター
- 法人向け機種のため個人利用はできない
- 通信規格は、au 4G/5Gと、WiMAX2+(4G)に対応
- 最大通信速度が4Gモデルと比較すると約4倍にスピードアップ
- WiFi6とUSB3.0に対応
- バッテリーは大容量の4,000mAh
Speed Wi-Fi 5G X01はau初の5G対応WiFiルーター
モデル名 | Speed Wi-Fi 5G X01 |
製造元 | SHARP |
カラー | ブラック |
対応通信規格(WAN) | 5G/4G LTE/WiMAX2+ |
最大通信速度 | 下り最大:4.1Gbps 上り最大:481Mbps |
連続通信時間 | 4G LTE通信:約460分 5G通信:約220分 |
連続待受時間 | 約240時間 |
最大同時接続台数 | 18台(Wi-Fi:16台/有線LAN:1台/USB:1台) |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11ax (Wi-Fi 6 5GHz、2.4GHz) IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) IEEE802.11a/n/ac (5GHz) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
有線LANポート | 2.5GBASE-T × 1 |
サイズ | 高さ:約84mm 横幅:157mm 厚さ:約16mm |
重量 | 約265g |
KDDI初の5G対応WiFiルーター
KDDIの法人向けサービスとして、5G対応WiFiルーターがリリースされました。
カラーはブラックのみで、製造はSHARPが担当しています。
本体ディスプレイでは、データ消費量や接続機器の台数、バッテリー残量などが確認する事ができ、QRコードやWPSでのインターネット接続アシストに対応しています。
接続先のデバイスがWPS接続に対応している場合は、少ない操作手順で簡単にネット接続ができます。
au 4G/5Gと、WiMAX2+(4G)に対応
WAN側の通信規格は、au 4G LTE、5G、WiMAX2+に対応しています。
5Gの電波はSub6(6GHz未満の周波数)と(28GHzなどの高周波数)ミリ波に両方に対応。
本体内部のアンテナは4×4MIMOに対応しています。
最大通信速度は、5G利用時の下り4.1Gbps、上り481Mbpsで、従来の4Gモデルから約4倍程度スピードアップしています。
2.5GBASE-Tの有線LANポート搭載
本体横に2.5GBASE-Tの有線LANポートを搭載しているため、PCやネットワークカメラなどと有線接続すれば、ギガビットイーサネットの安定した通信環境を利用できます。
有線LAN利用中でも、WiFi接続の同時利用が可能です。
また、別売のスイッチングハブを使用すれば、複数人での有線接続も可能です。
WiFi6とUSB3.0に対応
無線LANの通信規格は、Wi-Fi6(11ax)に対応しています。
WiFi6はWi-Fi Allianceが定める最新のWiFi通信規格で、理論値上の最大通信速度は9.6Gビット/秒です。
また、USBインターフェースはUSB3.0(Type-C)を搭載しているため、専用アダプタでの充電の他に、パソコン使って充電する事も可能です。
バッテリーは大容量の4,000mAh
バッテリーは4,000mhの比較的大容量のバッテリーを搭載しています。
しかしながら、4Gモデルと比べると待ち受け時間や、連続通信可能時間が少なくなっている点に注意が必要です。
5Gでの高速通信が可能な反面、バッテリーの消費が激しいため、搭載されているエコモードなどの機能を上手に使うようにしましょう。
【徹底比較】4GモデルSpeed NEXT W07との違い
どちらも法人向け端末という点では同じですが、Speed Wi-Fi以降の名称は、従来のNEXTから5Gに変更されています。
- 4Gモデル:Speed Wi-Fi NEXT W07
- 5Gモデル:Speed Wi-Fi 5G X01
4Gモデルからの変更点
- 最大通信速度が約4倍のスピードにアップ
- 連続通信時間と待ち受け時間が大幅に減少
- Wi-Fiの同時接続台数は6台アップ
- 充電時間が10〜50分延長
- 本体のサイズと重量が増加
Speed Wi-Fi 5G X01 | Speed Wi-Fi NEXT W07 | |
製造元 | SHARP | SHARP |
カラー | ブラック | ブラック |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+/5G/4GLTE | WiMAX2+/4G LTE |
最大通信速度 | 下り最大:4.1Gbps 上り最大:481Mbps |
下り最大:958Mbps 上り最大:75Mbps |
連続動作時間 | 4G LTE通信:約460分 5G通信:約220分 |
約1,180分 |
連続待受時間 | 約240時間 | 約1,410時間 |
最大同時接続台数 | Wi-Fi 16台 | Wi-Fi 10台 |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11ax (Wi-Fi 6 5GHz、2.4GHz) IEEE802.11b/g/n (2.4GHz) IEEE802.11a/n/ac (5GHz) |
IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz) |
バッテリー容量 | 4,000mAh | 4,000mAh |
充電時間 | 160〜230分 | 170〜180分 |
USBインターフェース | Type C | Type C |
サイズ | 約157 (W) × 84(H) × 16(D) mm | 約108 (W) x 72(H) x 15(D) mm |
重量 | 約265g | 約150g |
auの5G対応エリアはこちらから確認できます。
【徹底比較】docomo5GルーターSH-52Aとの違い
docomoの5G対応端末、Wi-Fi STATION SH-52Aの製造もSAHRPが担当しています。
外観はソックリですが、どのような違いがあるのか比較してみました。
docomoのWi-Fi STATION SH-52Aは個人利用も可能です。
恐らく筐体は同じ物を使用しているのではないかと考えられます。
モデル名 | Speed Wi-Fi 5G X01 (KDDI) |
Wi-Fi STATION SH-52A (docomo) |
カラー | ブラック | ブラック |
対応通信規格(WAN) | WiMAX2+/5G/4GLTE | 5G/4G LTE/3G |
最大通信速度 | 下り最大:4.1Gbps 上り最大:481Mbps |
下り最大:4.1Gbps 上り最大:480Mbps |
連続通信時間 | 4G LTE通信:約460分 5G通信:約220分 |
5G利用時:約290分 PREMIUM 4G利用時:約280分 LTE利用時:約400分 |
連続待受時間 | 約240時間 | 約200時間 |
最大同時接続台数 | 18台 | 18台 |
対応Wi-Fi通信規格 | IEEE802.11ax/11ac/11n/11a(5GHz) IEEE802.11ax/11n/11g/11b(2.4GHz) |
IEEE802.11ax/11ac/11n/11a(5GHz) IEEE802.11ax/11n/11g/11b(2.4GHz) |
バッテリー容量 | 4000mAh | 4000mAh |
サイズ | 高さ:約84mm 横幅:157mm 厚さ:約16mm | 高さ:約84mm 横幅:157mm 厚さ:約16mm |
重量 | 約265g | 未定 |
【最後に】Speed Wi-Fi 5G X01の特徴まとめ
まとめ
- KDDO初の5G対応WiFiルーター
- 法人向け機種のため個人利用はできない
- 通信規格は、au 4G/5Gと、WiMAX2+(4G)に対応
- 最大通信速度が4Gモデルと比較すると約4倍にスピードアップ
- 2.5GBASE-Tの有線LANポート搭載
- WiFi6とUSB3.0に対応
-
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